敷島製パン株式会社の特徴について

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製パン事業において同社は国内第2位ですが、食パンの売上では業界トップのメーカーであり、独自の製法と技術でパン作りをおこなっています。

 

敷島製パン株式会社の特徴について

 

飽きないパンを作ろうと始めた

 

同社は、社名より企業ブランド名「Pasco」の方が有名な製パンメーカーです。もともと食パンが主力のメーカーで、1998年に発売され大ヒットした食パン「超熟」は、わずか2年足らずの間でトップブランドに上り詰めました。

 

同社が設立されるきっかけとなったのは、大正時代に起こった「米騒動事件」です。第一次世界大戦後、日本の経済は急成長し、物価も大幅に高騰しました。とりわけ米は際限なく高騰し続け、富山県で起きた「米騒動」が全国に波及しました。

 

この状況を悲観した同社創業者の盛田善平氏は「パンなら米の代用食になる」と考え、パンの製造に乗り出したのです。こうして、1920年に同社が設立されました。以降、同社は1922年に洋菓子事業に進出し、1929年に和菓子事業に進出するなどその事業領域を順調に拡大していきました。

 

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その一方で、1932年に日本初となる「電気運行パン焼き窯」を導入し、1952年に厚生省特殊栄養食品パン第一号に指定された「ビタミンB1・B2、カルシウム添加食パン」を発売するなど、パン作りに独自の努力と工夫を重ねてきました。

 

こうした技術の蓄積の上に開発されたのが超熟です。食パン事業において差別化を図るのは難しく、どのメーカーもなかなか特色が出せないというのが現状です。そんな中で、「毎日飽きずに食べられる食パンを作りたい」と考えた末に生まれたのが、「炊き立てのご飯のようなパン」という商品コンセプトの超熟でした。

 

半年以上に及ぶ試行錯誤の末、「しっとり、もっちり」の独特の食感と食味が実現したのです。この食感は同社独自の超熟製法によるもので、小麦粉を熱湯でα化した後低温でじっくり熟成させ焼き上げるのが特徴です。

 

 

また食品添加物を一切使用しないため、小麦本来の甘みと香りが生かされ、これが独特の食味を醸し出しているのです。現在同社は、製パン、和洋製菓、業務用の冷凍パン生地などが主力事業となっています。

 

また、以前は「Pasco」と「シキシマ」の企業ブランドを併用していましたが、2003年にこれを「Pasco」に統合したのを契機に、第二の創業に向け新たな事業展開に取り組んでいます。



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