映画・ミステリと言う勿れは、2023年9月15日から公開されています。
ミステリと言う勿れは、ジャンルとしてはミステリーに分類される内容で、田村由美氏による漫画作品です。
2022年1月に月9ドラマとして放送されていましたが、それが映画化されました。
ドラマ版でも大きな話題となった作品ですから、待望の映画化ということもありファンにとっては嬉しいはずです。
しかし、映画を見たいけど「原作やドラマ見てないけど大丈夫?」と考える人もいるかもしれません。
せっかくお金を出して映画館に足を運んでも、予備知識がないと全く理解できなかったり、原作と違いすぎて落胆する可能性もあるわけです。
そこで今回は、ドラマ見てない人へ原作内容との違いについて解説をします。
Contents
ミステリと言う勿れの映画はドラマ見てないけど大丈夫?
❓「ミステリと言う勿れ」👹
原作とドラマ観てないけど楽しめた!
観てて疑問に感じてた部分をちゃんと整くんが回収してくれてスッキリした。
整くんつらつらやかましいけどめっちゃ良いこと言うから思わず泣いた🥲
一族の話だけどやっぱ親ってちゃんと子供の事見てるんだなって思った。 pic.twitter.com/yIvDA74qJe— しー (@sisisi111111111) October 8, 2023
最初に結論ですが、映画の「ミステリと言う勿れ」は、ドラマを見なくても楽しむことができます。
劇場版のミステリと言う勿れは、コミックスでは2〜4巻に該当する「狩集家遺産相続問題」(通称:広島編)をベースとして作られているようです。
「2巻からって途中じゃん!」と思うかもしれませんが、この作品は1話完結モノですから途中から見ても理解することができます。
ミステリージャンルの一話完結モノなので、金田一少年の事件簿や名探偵コナンみたいな感じですね。
前回からの続きが分からなくても、問題なく理解することができます。
だから、ドラマや原作を知らない人であっても、気にすることはないと思いますよ。
実際にSNS上では、初めて見た人の高評価の感想がたくさんありますし、ドラマを見なくても楽しんでいる人はたくさんいます。
ただ、予備知識があったほうが、より一層楽しめることは確かです。
作品の世界観や登場人物の知識があるとストーリーに入りやすいですし、理解度が一気に高まります。
特にこの作品は、主人公のひとり語りが異常に長い構成となっており、事件と全く関係ないことを延々としゃべり続けるため非常にクセが強いです。
何も知らずに観ると、「何をダラダラ話してるの?」と困惑してしまうかもしれません。
それがこの作品の見所なのですが、そういった前提条件を知らないことにはボーっと見逃してしまいがちです。
これから、知っておくべき予備知識について解説しますね。
ミステリと言う勿れ原作の予備知識
◥◣#ミステリと言う勿れ 情報1️⃣◢◤
午後1時50分からの「ハッピーアワー」は
『ミステリと言う勿れ ~タイムカプセル編』アンコール放送&
大ヒット上映中の映画『ミステリと言う勿れ~広島編~』の
メイキングSPをお送りします!※関東ローカル#菅田将暉 #ミステリ映画 @not_mystery_ pic.twitter.com/cgIttf1y7p
— フジテレビ (@fujitv) October 5, 2023
映画「ミステリと言う勿れ」は、原作作品やドラマを知らなくても楽しめますが、予備知識があったほうが楽しく観ることができますよ。
特に知っておくべきなのが、登場人物とそれぞれの関係性です。
どんなキャラクターが出てくるのか、どういった関係性で繋がりがあるのかということですね。
それが分かれば、急に変なキャラが出てきて驚くことはありませんし、ミステリーの謎解きに集中することができます。
とりあえず知っておくべきなのは、主人公である久能整とそのサポート役の大隣署の警察官のみんなですね。
これらの登場人物から事件が始まりますし、それ以外のキャラクターは映画で初めて登場するので知らなくても構いません。
ドラマでも活躍したレギュラーメンバーなので、この人たちの人間関係は覚えておきましょう。
久能整(菅田将暉)
主人公となる久能整(くのうととのう)は、菅田将暉さんが演じる天然パーマの大学生です。
カレーや映画鑑賞が趣味で、パワーストーンや占いなどのオカルトにも興味があったりしますね。
友達が一人もいませんが、話が合いそうな人ならどんな悪人にも仲良く話しかける一方、興味のない人間には冷たい態度になることもあります。
常識にとらわれない考え方をしており、些細な違和感にも気づくことができますね。
この繊細な考え方によって事件の謎解きをしていくのですが、だらだらと長文で話すクセがあり無関係な話も混ざっているため周りからウザがられているようです。
独特な発想の謎解きには、目が離せません。
主人公については、最低限の知識を頭に入れておきましょう。
青砥成昭(筒井道隆)
大隣署の巡査部長で腕利きの刑事として有名ですが、冤罪事件を引き起こした過去があり、本庁捜査一課に所属していましたが大隣署へ左遷されてきた過去があります。
離婚歴があり、別れた妻と娘がいるそうです。
池本優人(尾上松也)
大隣署の巡査で、妻と子供がいます。
整のアドバイスにより夫婦問題が解決したことから、夫婦喧嘩のたびに整に相談するようになりました。
整と仲が良くて関係性も深いため、警察と整とのパイプとなる役割です。
風呂光聖子(伊藤沙莉)
大隣署の女性刑事ですが、警察内での男社会にウンザリしています。
飼っていた猫が亡くなったショックもあって、警察を辞めようと考えていたことも。
整から「警察の不正を見張る役割」という助言を受けたことで、捜査に対してやりがいを感じるようになりました。
ミステリと言う勿れ映画ドラマと原作の違いを紹介
『ミステリと言う勿れ』鑑賞。
原作漫画もドラマも見たことないけどとてもおもしろかった。現在進行形で事件は起きないけど狂気に満ちた真実に驚いた。あと、物語の本筋ではないけど女性らしさや女性の価値観を表現する言葉の一部が男性の都合で作られた言葉だと聞いて目から鱗でした。 pic.twitter.com/JnhSJrhXvl— kaoru, (@k_ultrider) October 10, 2023
先述の通り、ミステリと言う勿れは続きモノではないので、ドラマを見ずに映画を見ても内容を理解することができます。
ただ、原作の時系列的にはドラマの最終話が「episode3」となっており、その続きとして映画版の「episode4〜4.5」へと繋がっていますね。
そのため、ドラマと映画とでは、設定やキャスティングなどに違いはありません。
「ドラマを見たけど映画とは設定が違っていてガッカリした」ということもないですから、それは安心して大丈夫ですよ。
ただ、原作のマンガとドラマ・映画とでは、少し設定内容が異なっているようです。
ここでは、原作との違いについて解説をします。
ミステリと言う勿れ原作との違い:風呂光聖子
原作での風呂光聖子は脇役のキャラ設定だったので、セリフも少なくて目立たない存在でした。
でも、ドラマ・映画においてはヒロインとしての位置づけとなっており、出番が大幅に増やされています。
原作での池本など他の登場人物のセリフが、風呂光のセリフとして扱われていてドラマではオリジナルの登場シーンも多いです。
また、原作での「警察の男社会にウンザリしている」という設定は、「いつも男性上司から怒られるドジなキャラ」に変更されています。
男社会に立ち向かう勇敢な女性だったのに、真逆の存在になってしまいましたね。
原作では整との絡みはほとんどなかったのに、ドラマでは整に恋愛感情を持っており積極的にアピールしたり、整が他の女性と会話するとヤキモチを焼くシーンなども追加されています。
風呂光聖子は、原作よりも女性っぽさを強調したキャラクター設定となっていますね。
これは、プロデューサーが風呂光聖子の成長を描くために、演技力に定評のある伊藤沙莉さんを起用したからだそうです。
その結果、風呂光聖子がヒロインとして扱われるようになりました。
ミステリと言う勿れ原作との違い:その他の設定
原作漫画では整は一人でフラフラしているときに事件に巻き込まれる事が多かったですが、ドラマでは刑事らから強引に事件に協力させられるハメになる場面が多くなっています。
また、ドラマにおいて風呂光聖子の登場シーンが多くなったため、池本優人のセリフが大幅にカットされて存在感が薄いです。
原作では整が訪れる予定の印象派展が開かれる場所が広島でしたが、ドラマでは大阪に変更されています。
それにより、「episode3」で広島へ行くという設定は、大阪から帰る設定に変えられました。
これは映画版で広島編が放映されるので、時系列を合わせるための変更だったと思われます。
まとめ
以上、「ミステリと言う勿れ映画ドラマ見てないけど大丈夫?原作内容との違いを紹介」でした。
映画・ミステリと言う勿れは、一話完結の作品ですから何も知らない状態で見ても楽しむことができます。
月9でも話題となった作品ですし、ストーリーの面白さは絶品です。
だから、「ドラマ見てない」「原作読んでない」という人でも、安心してください。
でも、ドラマと原作との違いについての予備知識があるだけで、ストーリーが理解しやすいですし内容もすっと頭に入ってくるでしょう。
メインキャラクターのプロフィールや関係性を抑えておくのがポイントですね。
ドラマや原作を知らない人は、事前に知識を入れておくと良いと思いますよ。
コメント