日本の外食産業の発展について

日本の外食産業の発展について

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1970年代から始まった外食産業の成長が、食品業界の発展を促しました。その後、1980年代以降におけるライフスタイルの多様化や健康志向などが、食品業界をさらに成長させたのです。

 

日本の外食産業の発展について

 

外食産業が新たな市場を作った

 

1970年は日本の「外食産業元年」といわれており、この年開催された大阪万博ではロイヤルがレストランを、KFC(ケンタッキー・フライド・チキン)がファストフードの実験店を出店し、日本国民がアメリカからやってきた外食産業にいわば初めて触れる機会となったのです。

 

そして、この年の7月、KFCは三菱商事と合併し日本KFCを設立、11月には名古屋に1号店をオープンしました。同じく1970年の7月、日本初のファミリーレストランであるすかいらーく1号店が東京・府中市にオープンし、わが国ではこれを機に「ファミレス」と呼ばれる外食業態が定着していったのです。

 

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さらに、翌年7月には、日本マクドナルドが国内初となるハンバーガーショップを東京・銀座に出店し、日本にハンバーガーを定着させました。その後、外食産業の成長により我々日本人の食生活やライフスタイルは、今日に至るまで大きく変化してきました。

 

中でも食品業界は、その影響を最も受けた分野といえるでしょう。外食産業の拡大が食品業界に安定した大量需要をもたらし、新たな加工食品需要を生み出したからです。さらに、核家族化の進行や共働き家庭の増加により、家庭内での調理を簡易化する志向が高まったことも、冷凍食品やレトルト食品などの加工食品の需要を拡大させる要因となりました。

 

 

加工食品が多様化、高品質化する

 

1980年代に入るとライフスタイルが多様化し、それぞれのライフスタイルに合わせて食生活を選ぶこといったグルメ志向が現れ、加工食品の種類も多様化、高品質化しました。こうした流れを背景に、業界最大手の全国ブランド品だけでなく地域特産の加工食品も成長を遂げていきました。

 

例えば、老舗和菓子店のように、そのメーカーにしか作れないオンリーワン食品の需要が拡大していったのです。その結果、食品業界には優良中小企業が今も数多く存在します。1990年代に入ると今度は健康志向が高まり、食の安全性や栄養バランスが追求されるようになりました。

 

 

その結果、トクホ(特定保健用食品)や栄養機能食品、自然食品やサプリメントといった健康食品の需要が新たに拡大していきました。



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