食品業界の特徴について

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食品は、食材を加工することで保存ができ、また安定して供給することができるようになります。こうした加工をおこなっているのが、食品業界です。

 

食品業界の特徴について

 

基幹業界の一つである業界

 

私たちが普段口にする食品は、大きく「生鮮食品」と「加工食品」に分けることができます。生鮮食品とは、野菜や果物、魚介、食肉など、生で食べたり調理を施して食べる食品のことをいいます。

 

一方、加工食品とは、その名の通り品質向上や長期保存、有効利用や安定供給のために、穀物や生鮮食品などを工業的に加工処理した食品のことをいいます。さらに加工食品は、一次加工食品から三次加工食品までの3種類に大別されます。

 

 

まず、白米や缶詰、味噌、漬物などが一次加工食品に当たり、物理的処理や発酵による最小限の加工処理を行った食品のことをいいます。次に食パンや麺類、バターなどが二次加工食品に当たり、食材または一次加工食品を1〜2種類以上用い、元の食品とは全く違う食品に加工したものをいいます。

 

最後に菓子や冷凍食品、惣菜などが三次加工食品に当たり、一次・二次加工食品を3種類以上用い、元の食品とは全く違う食品に加工したものをいいます。そして、これら加工食品を生産しているのが食品業界です。私たちの食に対する安全性と安定した供給に大きな役割を担っているこの食品業界は、電力や鉄鋼、自動車などと並ぶわが国の基幹産業の一つといえます。

 

日本の加工食品の安全性は、世界でも類を見ないほど高いといわれています。それは、各食品メーカーの高度な製造技術、品質管理技術に加え、国や農業生産者、消費者、食品メーカーなどが一丸となって食の安全を守る仕組みを構築した結果なのです。

 

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食品業界はどのように発展したか

 

戦後から大きく発展をはじめた日本の食品業界は、私たちの食生活の向上に多大な貢献をしてきました。

 

加工食品が食生活を変えた

 

食品業界は、日本の豊かな食生活と長寿社会の実現において、もはやなくてはならない存在といえるでしょう。食品業界を代表する加工食品は、戦後ゼロからスタートし現在の「加工食品産業」に発展を遂げました。

 

戦後の日本は戦災により電気やガスなどのエネルギー供給が途絶え、食品業界は原料の食材確保も困難な状況に置かれていました。そうした中で、食品業界の各メーカーは国民の食生活を守るための活動に乗り出したのです。

 

国を挙げて戦後復興活動が行われた結果、食料生産量も徐々に回復を見せ、1950年になるとようやく国民は食料難から解放されました。これを機にわが国の食品業は大きく発展をはじめたのです。1960年代に入ると、わが国は高度経済成長時代に突入し、生活水準は戦前を大きく上回り家電製品が普及し始めました。

 

 

そして、冷蔵庫や炊飯器、電子レンジなどの家電製品の普及により、食生活を豊かにする加工食品が一般家庭でも簡単に調理、貯蔵できるようになり、加工食品の需要が一気に加速しました。これにより食品業界は大きく発展していったのです。

 

同時に食生活の洋食化が進み、米や魚介類、野菜が中心だった食生活が肉や油脂類、乳製品などを多用する食生活に変化しました。これにより国民の栄養摂取量が著しく増加し、食生活も多様化しました。こうした食生活の変化が日本の長寿社会の礎となったのです。



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