麺類・惣菜市場の特徴について

麺類の市場について

このエントリーをはてなブックマークに追加  

麺類は私たちにとって、パンと並ぶ主要な小麦粉加工食品です。麺類には、生麺と即席麺がありますが、前者は地産地消型であり、後者は全国市場型であり対照的です。

 

麺類・惣菜市場の特徴について

 

即席麺は輸出も盛ん

 

麺類は生麺、乾麺、即席麺、パスタ(スパゲッティとマカロニ)に分類することができ、このうちの生麺には、うどん、そば、中華麺、餃子などの皮類があります。2007年における生麺の国内生産量は59.6万tで、麺類全体の45%を占めています。全国に散在している生麺メーカーの総数はおよそ3,500社といわれており、その大半が個人経営や小零細企業で占められています。

 

その理由としてはまず、江戸時代から日本に定着している伝統的食品であるから。次に、札幌ラーメンや信州そば、讃岐うどんや長崎チャンポンなど全国各地に名産・特産品が存在するから。そして、保存期間が短いことから、地産地消とせざるを得ないからといったことあります。

 

この生麺と対照的な業態が、いわゆるインスタント麺と呼ばれる即席麺です。2007年の即席麺国内生産量は、35.4万tで麺類全体の26.8%を占めており、生麺に次ぐ生産規模となっています。即席麺には袋麺、カップ麺、生タイプ麺の3種類があり、なんと1,000を超える銘柄が存在しバラエティーに富んでいます。

 

 

しかし、即席麺メーカーはわずか40社程度しか存在せず、かつ日清食品などの大手6社が出荷量全体の90%を占めるという寡占業態なのです。これは、消費の半数近くが大手メーカーの定番商品で占められているという市場特性によるものといえるでしょう。

 

また、即席麺は輸出も盛んで、2007年には海外42か国・地域に9,200万食が輸出されています。

 

スポンサーリンク

 

惣菜の市場について

 

惣菜は消費期限が短いという難点はあるものの、買ってきてから調理せずにそのまま食べられる利便性が魅力となり、年々市場が拡大しています。

 

売上は8兆円に迫る勢い

 

かつては家庭で手作りしていた惣菜ですが、単身世帯や働く女性の増加、核家族化の拡大などにより、加工食品化された惣菜の需要が伸び続け、今や8兆円に迫る巨大市場に拡大しました。1970年頃までは、弁当や調理パンが惣菜市場の主力でしたが、その後、消費者層が拡大し食生活が多様化したことで種類が増え、現在では実に多彩なラインナップを展開しています。

 

販売経路に関しても多様です。1970年頃までは、商店街の専門店や精肉店(コロッケなど)、デパートとスーパーの惣菜売場が主流でしたが、その後、コンビニや駅ビル、弁当店などにも拡大し、最近では宅配サービスや真空パックによるネット通販など、販売経路がさらに広がりの幅を見せています。

 

 

惣菜は消費期限が短く地産地消型であるため、中小企業のメーカーが多く全国に散在しており、その数なんと1,000社以上といわれています。さらにスーパーやホテルのほとんどが、その店で製造したものを販売しています。このため独占市場となりにくい業態といえるでしょう。

 

日本惣菜協会の調べによると、販売経路別の売上高は専門店がトップでコンビニが続きます。ただし、食品スーパーと総合スーパーを合わせるとコンビニの売上を上回り、惣菜が主に専門店とスーパーで買われているということがわかります。



このエントリーをはてなブックマークに追加