調味料市場の特徴について

調味料全般の市場について

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調味料は、料理の味付けに欠かせない加工食品です。調味料の種類は豊富で、食生活の変化と共に多様化してきました。

 

調味料市場の特徴について

 

多様化する調味料

 

調味料は、料理の味付けに使われ、私たちの食欲を促し消化を助ける働きがあります。調味料の歴史は長く、日本では明治維新まで味噌、醤油、食酢などが代表的な調味料でした。その後、欧米から洋風調味料が輸入され、明治時代中期からソース、後期からケチャップ、大正時代初期からカレー粉、末期からマヨネーズが日本国内で生産されるようになりました。

 

しかし、こうした西洋調味料が一般家庭で取り入れられるようになったのは、食生活の洋風化が始まった1960年代以降のことです。そして、ますます食生活は多様化し、それに伴い調味料の多様化も進みました。

 

 

今では、ドレッシングやスパイス、うま味調味料や麺つゆなど、実に数百種類もの調味料が消費されています。経済産業省発表の「工業統計表」によれば、調味料製造業の事業所数と製造品出荷額はそれぞれ、5年前と比べてさほどの変化はありません。

 

出荷額の内訳としては、うま味調味料が減少し食酢が増加しており、これは食生活の多様化によりうま味調味料の消費が低下したことと、健康志向の高まりにより食酢の消費が伸びたことが要因といえるでしょう。

 

 

富士経済の調査レポート「2008 食品マーケティング便覧」によれば、2007年では約1兆5,000億円の調味料市場規模が見込まれていましたが、人口減少の影響などもあり近年この数字はほぼ横ばいとなっています。

 

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味噌・醤油の市場について

 

日本料理には欠かせない調味料の1つである醤油は、鎌倉時代に生まれ戦国時代から江戸時代にかけて全国に普及した加工食品です。

 

「米味噌」が味噌の78%を占める

 

日本の伝統的調味料である味噌は、穀物を発酵させて作った加工食品です。「日本の味」として海外にも広く知られており、和食に欠かせない調味料の1つです。また、全国各地にその土地の「ご当地味噌」があり、その種類は実に豊富です。

 

味噌の国内出荷量は2007年で約46万9,000tであり、このうち78%を米味噌が占めています。また、国民1人当たりの年間購入量は2.3Kgで、近年は出荷量、購入量共に減少しています。

 

 

大手と中小がすみ分けをしている醤油業界

 

大豆と小麦から作られた麹と塩水を発酵させた加工食品である醤油は、味噌と並ぶ日本の伝統調味料です。醤油はその土地の嗜好の違いや醸造方法の違いにより、全国各地にたくさんの種類が存在します。醤油の国内出荷量は2006年で95万リットルであり、このうち濃口醤油が83%を占めています。

 

また、国民1人当たりの年間消費量は、2.5リットルとなっています。醤油メーカーは全国に約1,500万社あるといわれており、このうち大手5社がナショナルブランドの醤油を全国販売、残りのメーカーがプライベートブランドの醤油を地場中心に販売しており、大手企業と中小企業が市場をすみ分けて共存共栄しています。



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