食品業界の研究開発・生産技術について

食品業界の研究開発・生産技術について

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食品業界は業態が多岐に渡り、また市場の奥行きも深い為仕事の種類も実に多彩で、その数は100種類を超えるといわれています。

 

食品業界の研究開発・生産技術について

 

技術が売り物の食品メーカー

 

厚生労働省の職業分類によれば、日本には2,167種以上の職種があり、このうち100種類以上の業種が食品業界にあります。ここでは、そのうちの主な職種を紹介します。

 

食品業界の職種には主に、新しい食品や製造技術の開発・改良を行う開発部門と、製造技術を確立する生産技術部門、社内の各種業務を円滑に推進するための管理部門、そして新商品の企画や販売促進を行うマーケティング部門の4種類が存在します。

 

開発部門は、別名「技術部門」とも呼ばれます。世界最高水準の食品加工技術を誇る日本の食品業界において、この技術力は各社の切り札です。食品メーカー各社とも優秀な技術者不足に頭を抱えているのが現状です。

 

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研究開発の仕事について

 

研究開発の仕事とはつまり、こんな食品があったらいいなという夢を形にすることです。その内容は、基礎研究、応用研究、商品化研究の3つに分かれます。基礎研究とは、開発テーマと理論に基づいた実験や解析を繰り返し、そのテーマや理論が実現できるものかを検証するためのデータ収集や分析を行うのが主な仕事です。

 

応用研究とは、基礎研究の成果を今度は事業化できるかどうかを検証し、事業化するための商品開発の手法を確立するのが主な仕事です。商品化研究とは、応用研究の成果を活かし、消費者のニーズに基づいた食品を構想するのが主な仕事です。

 

また、生産技術部門やマーケティング部門と連携し、商品化した際の安全性やコスト、収益性などの検証も行います。また、高度な専門知識と技術に加え、論理的な思考力や問題解決能力が求められる仕事です。

 

さらに、企業秘密を扱う仕事でもあるため、高い情報管理能力と倫理観も必要とされるでしょう。

 

生産技術の仕事について

 

生産技術の仕事とはつまり、ものづくりの中心を担う仕事です。それまで行われてきた商品化研究の成果を活かし、高品質で安全な食品を、コストを抑えて製造する仕事です。仕事の内容としては、工程設計や生産性の検討、設備計画や食品加工技術の開発などがあります。

 

これらの仕事に求められるのは、設計関連の専門知識と技術に加え、問題解決能力や高いコミュニケーション能力です。さらに現在は、工程設計と生産性の検討は同時並行で行われますので、CADやCAE、PDMなどのFAコンピュータを使いこなす技術も必要となるでしょう。



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