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光る君へテーマ曲はラフマニノフに似てる?パクリとの声も調査!

光る君へテーマ曲はラフマニノフに似てる? ドラマ

『光る君へ』は、2024年の大河ドラマで、平安時代の作家である紫式部の生涯を描いた作品です。

藤原家の権力争いや藤原道長との恋など、見どころが多くて非常に人気が高くなっています。

主演の吉高由里子さんや柄本佑さん、段田安則さんなど、個性派俳優の名演技も凄いですが、テーマ曲のピアノも美しいと評判です。

ただ、クラシック音楽のラフマニノフに似てるという声も多く、中にはパクリであるといった意見も少なくありません。

このページでは、光る君へのテーマ曲について、ラフマニノフに似てるのか、パクリなのかといったことを検証していきますね。

 

光る君へテーマ曲はラフマニノフに似てる?

光る君へのテーマ曲は、ピアノとハープの美しい音色が特徴的です。

起承転結がハッキリとしていてドラマチックな展開の曲なので、何度も聴きたくなりますね。

そんなテーマ曲ですが、クラシック音楽のラフマニノフに似てるという声があります。

ここからは、光る君へのテーマ曲について掘り下げていきましょう。

 

光る君へメインテーマ曲「Amethyst」

光る君へのテーマ曲は、『Amethyst』という名前です。

まずは、こちらからお聴きください。

ピアノとハープを重ね合わせたピアノ協奏曲で、後半にいくに従って盛り上がりを見せていく壮大な音楽となっています。

アメジストとは紫水晶のことで、紫式部を連想させる名前ですし、平安時代の貴族の華やかさや重厚感を上手く表した曲だといえるでしょう。

視聴者からの評価も高く、絶賛している人も多いですね。

では、似てると噂されているラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』を聴いてみてください。

ピアノの流れるような演奏と弦楽器の重低音の組み合わせが、『Amethyst』にソックリですよね。

SNSでも、ラフマニノフに似ていると話題となっています。

似ているといっても肯定的に捉えている人が多く、テーマ曲は高評価だと言えそうです。

ラフマニノフは、ロシアの作曲家でチャイコフスキーの影響を受けています。

12歳からニコライ・ズヴェーレフの下でピアノを習いはじめ、18歳でモスクワ音楽院ピアノ科を卒業しました。

それ以降、『ピアノ協奏曲第1番 嬰へ短調』や『前奏曲 嬰ハ短調《鐘》』などの作品を残しています。

 

音楽担当は冬野ユミ

メインテーマ曲『Amethyst』を作曲したのは、音楽家の冬野ユミさんです。

冬野さんは3歳からピアノを始めて、14歳でプロデビューして演奏活動をしています。

ピアニストやキーボーディストとして色々なバンドに参加しており、さらには作曲家としてドラマや映画のBGMを務めました。

NHKのドラマを多く担当しており、2017年土曜時代ドラマ『アシガール』、2019年朝ドラ『スカーレット』などの音楽を制作しています。

光る君へのテーマ曲担当が決まった時、すぐにピアノ協奏曲を作ろうと考えたそうです。

平安時代の雅さや耽美さ、セクシーさなどを表現できるのがピアノ協奏曲だったとのことで、2ヶ月で3曲のデモ音源を作成しました。

その中から良い部分だけを組み合わせて作ったのが、『Amethyst』となります。

曲の始まりを華やかにするために金箔が舞う様子をイメージしたイントロから入り、最後はハーモニーを重ねながらピアノの黒鍵で締めることで攻めた印象にしたそうです。

かなりこだわり抜かれた作品なので、聴き応えのある曲となっています。

冬野さんもピアニストですからラフマニノフについて知っているはずですし、気付かないうちに影響を受けたのかもしれません。

ラフマニノフは偉大な音楽家ですし、そこから着想を得るのは間違いではないでしょう。

 

ピアノ演奏は反田恭平

『Amethyst』のピアノは、ピアニストの反田恭平が演奏しています。

反田さんは日本を代表するピアニストの一人で、子供の頃から母親が弾いたエレクトーンを聴いて育ち、その場で演奏できるほど才能があったそうです。

中学時代には出場した全てのコンクールで優勝し、高校卒業後にはロシアやポーランドへ留学。

2021年には、第18回ショパン国際ピアノコンクールで、日本人最高タイの第2位となっています。

冬野ユミさんは、ピアノ協奏曲を作るにあたり、ピアノ演奏は反田恭平にお願いしたいと考えたそうです。

以前から反田さんのピアノ演奏を気に入っていて、いつかコラボしたいと思っていたとのことでした。

そこで、演奏に参加してほしいという熱いメッセージをマネージャーへ送ったのです。

冬野さんの熱意は相当なもので、打ち合わせの際にも暑苦しいほどのプレゼンを行って、反田さんも驚いたと言われています。

その甲斐もあって反田さんの参加が決定し、冬野さんは張り切って譜面を作りました。

反田恭平の見事な演奏のお陰で、『Amethyst』は壮大な曲に仕上がっていますね。

 

ハープ演奏は朝川朋之

『Amethyst』のハープは、ハープ奏者の朝川朋之さんが演奏しています。

4歳からエレクトーンと作曲を始めており、15歳までの間にヤマハ音楽使節として世界中に派遣されていました。

しかし、ハープを始めたのは26歳からと遅咲きです。

大学時代からは、宇崎竜童さんのもとで映画やドラマのBGMを作曲していました。

『Amethyst』音楽担当の冬野ユミさんは、平安時代のセクシーさや華麗さを表現するために、ハープを取り入れたいと思い朝川朋之さんに依頼したそうです。

朝川さんのハープ演奏は独特で、通常ではあまり使われない弦を張っており、滑らかな指のタッチによって粒だった音を奏でるのが特徴となっています。

ピアノとハープの掛け合いによって、平安時代の巻物が広がっていくような色彩が見事に表現された曲となりました。

 

光る君へテーマ曲はパクリとの声も調査!

光る君へテーマ曲『Amethyst』は、ラフマニノフに似ているという話をしてきましたが、中には「パクリだ!」と批判する声もありました。

かなり雰囲気がソックリですから、ラフマニノフのパクリだという声があるのも仕方ないでしょう。

また、ラフマニノフ以外にも、似てる曲が話題となっていたので紹介します。

アート・オブ・ノイズは、正体不明のイギリスのバンドとして活躍していますね。

たしかに壮大な旋律が似ているような気がします。

こちらも、一部ではパクリだと噂されていました。

ファイナルファンタジーに登場する魔列車の曲に、似ているとも言われていました。

こちらもかなり近い曲調で、パクリと言われていますね。

映画『ラストエンペラー』のテーマ曲は、1989年に坂本龍一さんが作曲しました。

ラストエンペラーは、清朝最後の皇帝である愛新覚羅溥儀の生涯を描いた作品で、光る君へと同じ歴史モノということで世界観も似ているのかもしれません。

 

光る君へのBGMも不評を買っている

『光る君へ』は平安時代を描いたドラマなのですが、劇中のBGMがあまりにも雰囲気に合っていないと苦言を呈する声が殺到しています。

劇中に使われるBGMについては、雅楽などの古風なものが多く使われているのですが、たまにエレキギターなどロック調のBGMが流れることがあります。

東宮である師貞親王の登場やまひろと道長のラブシーンなどで、ロックなエレキギターが流れていました。

明らかに時代背景に合わないBGMですし、拍子抜けして内容に入っていけない人が続出していました。

また、シリアスなシーンなのにポップで明るいBGMが使われていたりと、かなり違和感のある演出となっています。

もしかすると少し外れたBGMを使うことで、SNSで話題を作るような作戦なのかもしれません。

脚本がしっかりしていればBGMが合わなくても物語として成立しますからね。

ネタとして楽しんでいる視聴者も少なくありませんし、BGM作戦は成功しているといえそうです。

 

まとめ

以上、「光る君へテーマ曲はラフマニノフに似てる?パクリとの声も調査!」でした。

光る君へのテーマ曲はピアノの旋律が美しい壮大な曲となっていますが、クラシック音楽のラフマニノフ『ピアノ協奏曲第2番』と似てるという声が多くなっています。

聴き比べてみるとたしかにラフマニノフと似ており、ピアノ旋律などの雰囲気が近くなっているようです。

作曲家の冬野ユミさんは何かしらのインスピレーションを受けたのかもしれませんが、ラフマニノフのパクリと言うほどでもないのかなと思います。

BGMについても違和感を感じる人が多く、大河ドラマには合わないロック調なBGMが使われたりしていますね。

時代背景は少し違うBGMですが、それが話題になって功を奏していることもあるようです。

いずれにせよ、光る君への世界観を引き立てるための、素晴らしい曲には違いないと思いますね。

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