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光る君への話し方に違和感?言葉遣いが現代語で離脱者が急増!

光る君への話し方に違和感? ドラマ

大河ドラマ『光る君へ』ですが、紫式部の人生や平安時代の身分の違いなどが描かれていて、非常に人気が高くなっています。

主演の吉高由里子さんはもちろん、矢部太郎さんやロバート秋山さん、金田哲さんなどお笑い芸人さんも数多く出演していて話題性が高いです。

しかし、平安時代の物語なのに話し方や言葉遣いが現代語となっており、違和感を持つ人が少なくありません。

そのため、途中で見るのを止めてしまったりと離脱者が急増しているようです。

本当に光る君への話し方は違和感があるのか、言葉遣いが現代語すぎるのかどうかを調べてみました。

 

光る君への話し方の違和感とは?

大河ドラマ『光る君へ』では、話し方に違和感があると一部で話題となっています。

ここからは、違和感を持ってしまう理由を考察してみました。

 

光る君への話し方が話題

まず、ネット上ではどのような声があるのかを見ていきましょう。

やはり、平安時代の物語なのに、現代ドラマのような言葉遣いになっているのが気になる人が多いようです。

その世界に入って感情移入したい人にとっては、今風の話し方になってしまうと冷めてしまうのでしょう。

大河ドラマにリアリティを求める人からは、かなりの不評を買っているようです。

 

光る君への吉高由里子の独特な口調にも違和感

また、主演の吉高由里子さんの独特な口調が、気になって仕方ないという声もありました。

高い声でキンキンした話し方ですから、それが時代劇に合わないという人もいますね。

吉高由里子さんは元気でハチャメチャな印象がある女優さんですし、シリアスな大河ドラマにはそぐわないのかもしれません。

サントリーのハイボール『トリス』のCMで、「ウィ~!!」と叫ぶセリフは彼女の代名詞です。

そのキャラクターで人気となっている女優さんのため、吉高さんの長所であるという見方もできます。

ただ、年輩の方が多く見ている大河ドラマでは、この声に引っかかるのかもしれないですね。

そして、舌足らずでのんびりした話し方ですから、聡明な紫式部を演じるのは無理があるという声もありました。

清少納言と肩を並べる平安時代を代表する作家ですし、気の抜けた話し方はバカっぽい印象を与えることがあり、不快感を示す人も少なくありません。

 

光る君へのBGMにも違和感

『光る君へ』では、話し方以外にも違和感を持っている人が多いです。

その一つが、BGMについてですね。

特に話題となったのが、第11話「まどう心」でのまひろと道長が廃屋で逢瀬を重ねるシーン。

官能的なエレキギターのBGMが入るのですが、「平安時代にエレキギターはおかしい」ということでSNSで苦言を呈する人が多かったです。

道長はまひろにプロポーズしますが、「北の方じゃないと嫌!」とワガママを言ったことで道長が怒ってしまいました。

ドラマとしてはドラマチックなBGMですけども、大河の時代劇には合っておらず違和感を持つのは仕方がないでしょう。

また、左大臣・藤原兼家の娘の藤原詮子を演じた吉田羊さんですが、年齢の設定がおかしいということも話題となっています。

藤原詮子は16歳で入内して、19歳で懐仁親王(後の一条天皇)を産みました。

吉田羊さんは2024年で50歳ですから、明らかに年齢に無理がありますよね。笑

リアリティを追求するのであれば、もう少し若い女優さんを使うべきだったと思います。

 

光る君への言葉遣いが現代語で離脱者が急増!

『光る君へ』の違和感について紹介してきましたが、それによって見るのを止めてしまう人が増えているようです。

ここからは、光る君への言葉遣いが現代語になっている理由について考察します。

 

現代語の言葉遣いは分かりやすさのため

光る君へのセリフは、「〜だよ」「〜なの」といった現代語になっているものが多いです。

時代背景と大きなギャップがあり、視聴者としては違和感のある言葉遣いとなっていますね。

このような言葉遣いにしたのは、わかりやすさを重視したからだと思われます。

そもそも、平安時代の言葉遣いは現代とは大きく違っており、そのまま再現すると何を言っているのか分かりません。

一例を示すと、以下のようになります。

  • 「は・ひ・ふ・へ・ほ」→「ふぁ・ふぃ・ふ・ふぇ・ふぉ」
  • 「た・ち・つ・て・と」→「た・てぃ・とぅ・て・と」
  • 「ち」→「てぃ」
  • 「つ」→「とぅ」

現代のように単音ではなく、「ぁぃぅぇぉ」などの半音が入るのですね。

ちなみに、平安時代の話し方を再現した動画があります。

じゃんぐ郎
じゃんぐ郎

タイ語のような発音で、まったく内容が理解できません。笑

これをドラマでやってしまうと大変なことになりますから、しっかりと聞き取れるように現代的な言葉遣いにしているのだと思います。

ちなみに、2013年の大河ドラマ『八重の桜』では、新島襄の妻となった新島八重の生涯を描いた作品のため、出身となる会津弁で脚本が作られていました。

しかし、セリフが聞き取れないと、視聴者からはクレームが殺到したそうです。

こういった経緯もあり、光る君へでは現代語に近い言葉遣いにしたのでしょう。

じゃんぐ郎
じゃんぐ郎

もう少し昔の言葉を入れたセリフを増やしておけば、あまり違和感を持たれなくて済んだのかなと思います。

また、脚本の大石静さんは、「韓国ドラマ好きの人にも見て欲しい」とインタビューで語っていました。

韓国ドラマの時代劇では、吹き替えは現代の言葉遣いで話すのが普通なので、それを意識したのであれば光る君へのセリフについても理解できます。

普段から韓国系のドラマを見ている人にとっては、違和感が少ないのかもしれません。

じゃんぐ郎
じゃんぐ郎

主婦層は韓流ドラマが大好きですから、意識している可能性が高いですね!

あと、役者さんたちは書道や琵琶、乗馬や舞など、撮影の数ヶ月前から色々な習い事をしていたそうです。

和歌を詠むシーンは毛筆で書いていましたし、五節の舞のシーンでは吉高由里子さんが立派な舞を披露していました。

かなりハードなスケジュールだったこともあり、役者さんの負担を減らすためにセリフを簡単にしたという考え方もできるでしょう。

 

メイクも現代風になっている

『光る君へ』では、言葉遣い以外にも史実と異なるものが多かったりします。

その一つが、眉毛ですね。

平安時代には、おかめのような丸い眉毛が貴族の間で流行しており、眉毛を剃り落として丸い眉を描いていました。

こうすることで表情を読み取ることが難しくなり、貴族としての高貴さを出したのでした。

光る君へでは演出として、登場人物のメイクは最小限に抑えられているようで、麻呂眉も採用されなかったのでしょう。

同じ理由で、お歯黒も採用されていないと思われます。

平安時代には貴族の象徴として歯を黒く染めるお歯黒が行われており、17〜18歳では成人の証として行われていたようです。

現代人は麻呂眉もお歯黒も馴染みがありませんから、こちらを再現してしまうと変なコスプレのようになってしまって感情移入できない可能性があります。

じゃんぐ郎
じゃんぐ郎

単純に歯が真っ黒だったら怖いですよね。

 

まとめ

以上、「光る君への話し方に違和感?言葉遣いが現代語で離脱者が急増!」でした。

光る君への話し方は、現代語すぎて違和感があるという人が多くなっていますが、これは物語をわかりやすくするための工夫だと思われます。

言葉遣いを昔のままにすると理解するのが困難ですし、ドラマに集中することができなくなるでしょう。

あくまでも現代風のアレンジとして見れば、楽しめるのではないかと思われます。

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