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下剋上球児モデル高校どこ?元ネタや実話かどうかも調査!

下剋上球児モデル高校どこ? ドラマ

2023年10月15日から放送されている『下剋上球児』は、弱小だった野球部が甲子園出場を目指すスポーツドラマです。

下剋上球児のドラマ主演は鈴木亮平さんで、廃部寸前だった野球部の監督に就任したことからストーリーが始まります。

底辺から這い上がるというベタなドラマですが、「モデル高校はどこか?」や「元ネタは本当に実在?」、「そもそも実話なのか?」といったところが気になりますよね。

そこで今回は、下剋上球児のモデル高校がどこかや元ネタの実在、実話なのかについて調べてみました

 

下剋上球児のモデル高校はどこ?

『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』は、実在する人物である菊地高弘さんによる実話ノンフィクション小説です。

弱小だった野球部に赴任した東拓司監督の話で、問題だらけだったチームを立て直し県大会優勝に導くといった実話の内容となります。

ドラマ版の『下剋上球児』は小説を元ネタにしていますが、登場人物や学校・あらすじなどはすべて実話ではなく、フィクションです。

ですので、ドラマの下剋上球児のストーリー自体はオリジナルだといえますね。

でも、ドラマの下剋上球児のモデルである学校は実在しており、小説に登場した三重県立白山高校がモデル・元ネタとなります。

過去には、10年連続で三重県大会において初戦敗退しており、三重県でも有数の弱小校でした。

弱小なのには理由があって、そもそも部員が5人しかいません。

さらに、野球部の多くの生徒が第一志望の学校に不合格だったそうで、コンプレックスを抱いた状態で白山高校へ進学していたのです。

それでは野球に身が入らないのは当然で、大半がやる気のない部員だったわけですね。

そんなどん底な状態だった野球部を、東拓司監督は立て直すために奮闘するのでした。

底辺から這い上がるストーリーはドラマの定番ですし、多くの人から共感されるので人気が高いです。

ドラマの視聴率が好調なのも、納得ですね。

 

ドラマ『下剋上球児』のあらすじ

下剋上球児のドラマ版では、三重県立越山高校という実在しない架空の学校が舞台となります。

やる気がなく素行の悪い生徒が集まっており、地元では不良学校として避けられているようです。

越山高校の野球部は廃部寸前の状態で、3年生の主将・日沖誠(菅生新樹)だけがまともで、他の部員はまったく練習に参加しない幽霊部員でした。

そんな中、犬塚翔(中沢元紀)が入学したことで、野球部が変わる転機となります。

犬塚翔の祖父は地元の名士である犬塚樹生(小日向文世)であり、翔の入学祝いとして野球部専用の練習場を建設しました。

名門チームのエースだった翔を入部させて、野球部の再建を図ったのです。

さらに同じ頃、野球部の顧問の定年退職によって、社会科教師・南雲脩司(鈴木亮平)が新しく顧問になることに。

南雲先生は大学まで真剣に野球に打ち込んでいましたが、怪我によって野球部を退部し大学も退学していました。

その後、南雲はスポーツトレーナーの仕事をしていましたが、先生になることを志して32歳で大学へ再入学したという異色の経歴の持ち主です。

当初は野球部の顧問を断っていましたが、最終的には南雲先生が顧問になりチームを立て直していきます。

ドラマなのでかなりの脚色が加えられており、実話の小説版とは設定が大きく異なる点が多いです。

原作を読んでいる人からするとおかしな所もあるかもしれませんが、ドラマは実在しない別物として楽しんだほうが良いですね。

 

下剋上球児の元ネタは実話なのか?

先述の通り、ドラマ『下剋上球児』は、実話小説の『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』が元ネタです。

小説の下剋上球児は、実在する三重県立白山高校の野球部の話で、弱小だったチームが県大会で優勝して甲子園に進出するまでの話を小説化しています。

登場する学校や人物などは実在しており、すべて実話ですね。

 

東拓司先生が荒んだ白山高校を改革する

ドラマ『下剋上球児』の南雲先生のモデルである東拓司先生は、2013年に白山高校へ赴任してきました。

三重県津市にある校舎で、山に囲まれた自然の多い長閑な場所です。

先生が赴任した当時の野球部員は5人しかおらず、グラウンドはまったく整備されていなくて、草が膝のあたりまで伸び放題でした。

2007年から10年連続で三重県大会初戦敗退しており、お世辞にも校風が良いとも言えなかったため、地元の学校からも対戦を敬遠されるほどだったそうです。

地元でも有名な不良校だったようですから、真面目に野球をやる生徒なんていなさそうですよね。

1年生の担任だった東拓司先生は、積極的に新入生を野球部へと勧誘していき、部員を増やしました。

さらに、草刈りから始めて耕運機などを使ってグラウンドの整備を行い、なんと自費で練習用フェンスや移動のためのマイクロバスまで調達。

最初は無駄な努力だと言っていた周りの人たちも先生に協力するようになり、野球ができる環境を少しずつ作っていきました。

先生はまったくやる気のなかった野球部員たちも改心させ、徐々にモチベーションを高めて練習に打ち込ませたそうです。

白山高校全体の部活動加入率は10%でしたが、東先生は野球部以外にも何でも良いからクラブに入れと生徒たちを説得し、2018年度には加入率が84%にもなりました。

それに伴って、地元では恥さらしとまで言われた白山高校も、評判が上がっていったのです。

 

学校も野球部を積極的に支援するようになる

生徒が部活動に打ち込むことによって環境が改善された白山高校は、『部活動の活性化』を学校として積極的に支援することを打ち出します。

そこで、支援の対象を野球部として、2017年度から3年間、財政支援、人的支援、広報支援の3本柱を行うことにしたのです。

特に、人的支援は精力的に行われ、野球部には8名もの顧問が就くことになりました。

他校から野球部の指導経験がある教員を呼び寄せ、野球部の練習環境は格段に良くなっていきます。

これが実話だというのはすごいですし、東拓司先生はどういったモチベーションなのでしょうか?

普通の人だったら、こんなに情熱を持って行動し続けるのは無理でしょう。

どうしようもなかった野球部が立ち直っていく姿は、さながら実話版の『ルーキーズ』のようですね。

その後、2018年夏の三重県大会では、県内の強豪校を次々と撃破していき、決勝では松坂商業を8-2で打ち負かして見事優勝。

先生が頑張ったおかげで、第100回の甲子園大会への出場を決めたのです。

かなり出来すぎたストーリーでフィクションのようですが、ちゃんとした実話となります。

このままドラマにしても面白いくらい、見事な逆転劇です。

ここまで来るには並々ならぬ苦労があったでしょうし、東拓司先生は素晴らしい人物ですね。

 

苦労人の東拓司先生

東先生は、1977年に三重県の北牟婁郡紀北町で生まれました。

両親はともに教師をしており、高校時代は野球に打ち込んで県大会ベスト8まで進んでいます。

その後、大阪体育大学へ進学しても野球を続け、4年生のときには全日本大学選手権にも出場しました。

子供の頃から野球漬けの毎日で、選手としても優秀だったのですね。

野球選手としては実績がありますが、それから体育科の教員試験の合格に苦戦して6年間も講師とを過ごすことになります。

色々な学校の非常勤講師として働いて、苦労の日々を過ごしたそうです。

29歳でようやく教員採用試験に合格し、責任のある立場で野球部の指導ができるようになったのでした。

どん底の野球部を復活させたくらいなのでエリートかと思っていましたが、教員としては遅咲きで苦労人なんですね。

この経験があるからこそ、諦めない気持ちで野球部を指導できたのだと思います。

 

ドラマ『下剋上球児』モデルの東拓司先生は白山高校を辞めて新しい学校へ

ドラマ『下剋上球児』モデル・元ネタの東拓司先生は2022年で白山高校の教師を退任し、2023年からは三重県立昴学園へ赴任して野球部の副部長を務めています。

昴学園は公立ですが全寮制となる珍しい学校で、三重県南部の大台町にありますね。

大台町は街全体が生物保護の目的でユネスコエコパークに登録され、日本産大渓谷の一つである大杉谷や日本一の清流を誇る宮川など自然豊かな場所です。

実は、東先生は大学卒業後に教員試験に合格するまで6年もかかりましたが、講師として昴学園に勤めていました。

仕事以外の時間は教員試験の勉強に費やしていたようで、「昴学園での経験があるから今の自分がある」と語っています。

コーチとして野球部の指導もしており、県大会では1勝をあげることが出来ました。

しかしそれ以降は、16年連続で県大会を初戦敗退しており、白山高校と同じような状況のようです。

過去に勤務していた学校に先生が戻ってくるとは、何やら運命めいたものを感じざるを得ません。

東先生が、ここからどのようにチームを立て直すのかは非常に気になりますね。

見事な復活劇を遂げて、ドラマ『下剋上球児』の再現をしてもらいたいです。

全寮制のメリットを活かして、県外から積極的に生徒を募集しているようで、東先生が赴任したことで有名選手が入学してくることもあるでしょう。

三重県には野球の強豪校がたくさんあり、いなべ総合学園や津田学園、海星高校など甲子園出場経験のある学校は多いです。

白山高校で甲子園経験があったとしても、また同じように大金星を上げるのは容易ではありません。

東先生にとっては、昴学園の野球部はリベンジですし、「白山よりも良いチームを作りたい気持ちは強い」と語っています。

弱小校の汚名を返上して甲子園へ行くことができるのか、東先生が擁する昴学園の今後から目が離せません。

 

まとめ

以上、「下剋上球児モデル高校どこ?元ネタや実話かどうかも調査!」でした。

ドラマ『下剋上球児』は底辺野球部を押し上げた先生のスポ根ストーリーで、誰にでも楽しめる内容となりす。

ドラマ『下剋上球児』のモデル高校は三重県立白山高校で、元ネタの小説『下剋上球児』はすべて実話なんですね。

ドラマ『下剋上球児』は創作のストーリーですが、どこまで実話の原作が再現されているのか注目です。

人気俳優の鈴木亮平さんが主演の先生役を務めるということで話題性も高いですし、ドラマ『下剋上球児』の最終回がどのようになるのか楽しみですね。

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