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さよならマエストロのアップルシュトゥルーデルとは?俊平が作った餃子の皮レシピも紹介

さよならマエストロのアップルシュトゥルーデルとは? ドラマ

日曜劇場『さよならマエストロ』は、”ある事件”が原因で音楽を引退し家族とも離れて暮らしていた天才指揮者の夏目俊平が、地方オーケストラに参加して音楽の楽しさを伝えるという物語です。

俊平は5年ぶりに家族と一緒に暮らすことになりますが、炊事や洗濯など家事がまったくできないため、ポンコツすぎて子どもたちからも呆れられてしまいます。

毎日の料理に悪戦苦闘する俊平ですが、娘の響のリクエストで作ったのが「アップルシュトゥルーデル」というお菓子です。

オーストリアの伝統的なお菓子となっており、俊平は生地の代わりに餃子の皮を使用して作りました。

放送直後からSNSでは、「レシピが知りたい!」と話題になっていましたね。

そこで今回は、さよならマエストロに登場したアップルシュトゥルーデルについて、俊平が作った餃子の皮を使ったレシピなども紹介します。

 

さよならマエストロのアップルシュトゥルーデルとは?

『さよならマエストロ』の第2話で、道の駅の市場を通りかかった俊平は、店員の口車に乗ってリンゴ2箱を6,000円で買ってしまいます。

完全にぼったくりなのですが、海外生活の長かった俊平は日本円の感覚が乏しいために買ってしまったのですね。

大量のりんごを消費するために、息子の海はリンゴジュースを作ってとリクエストし、娘の響は「アプフェルシュトゥルーデル」をリクエストしました。

アプフェルシュトゥルーデルとは、別名アップルシュトゥルーデルとも言われ、リンゴをシュトゥルーデル生地で巻いたオーストリアのお菓子です。

俊平がオーストリアに住んでいたので、響はリクエストしたのでしょう。

 

オーストリアの国民食

アップルシュトゥルーデルは、手が透けるほど薄く伸ばした生地でリンゴを巻いてオーブンで焼き上げて作ります。

ほんのりとした甘さとシャリッとした果肉の食感、爽やかな酸味が合わさった味わいで、オーストリアでは国民食として愛されていますね。

各家庭に秘伝のレシピなどもあり、おふくろの味として代々受け継がれていることもあるようです。

大阪のお好み焼きやたこ焼きと同じようなものかもしれません。

大阪にも各家庭にたこ焼き器があったりしますし、粉もんとして秘伝のレシピがあったりしますからね。

 

とにかくリンゴが命

アップルシュトゥルーデルは、リンゴが命とされているお菓子で、酸味のあるリンゴを使うのがセオリーだとされています。

シナモンやグラニュー糖なども重要となっており、かなり繊細な作り方が求められますね。

温めて食べるのが一番美味しいとされ、バニラソースや生クリームを塗るのが定番です。

他にも、アイシングシュガーを振りかけるだけの伝統的な食べ方もあります。

ラム酒やアーモンド、レモン果汁などを入れたアレンジレシピなども人気が高いですね。

 

アップルシュトゥルーデルの歴史

シュトゥルーデルとは、具材を薄い生地で何層にも巻いたお菓子で、18世紀にハプスブルク君主国中で人気になったそうです。

リンゴなどの果物の具材を巻くのが一般的ですが、肉や野菜、チーズなどを巻いて作るシュトゥルーデルも存在します。

最も古いレシピは1696年に書かれており、現在でもウィーン市立図書館に保管されていますね。

現在から300年以上も前から存在していて、オーストリアでは伝統的なお菓子として位置づけられてるわけです。

イタリアのピザ生地の起源になったという説など、世界中の料理に影響を与えたと言われています。

 

アップルシュトゥルーデルとアップルパイの違いとは?

アップルシュトゥルーデルは、オーストリア版アップルパイと呼ばれることも多いですが、アップルパイとは明確に違いがあります。

シュトゥルーデルとは、ドイツ語で「渦巻き」を意味しており、手が透けるほど薄い生地で何重にも具材を巻き込んでいくのが特徴です。

見た目がアップルパイに似ているので混同されることが多いのですが、「生地の薄さ」が大きな違いとなっています。

シュトゥルーデルは生地を薄く伸ばすためにサラダ油を多めに使っており、火の通りが早くてすぐに焼き上がります。

生地が薄いのでパリパリの食感となっていて、春巻きに近い食感だといえるでしょう。

一方、アップルパイはパイ生地を使って焼き上げているので、ビスケットに近いようなサクサクの食感が特徴です。

見た目は似ていますが、食べ比べればまったく違う食べ物だということが分かると思いますよ。

 

俊平が作った餃子の皮を使ったアップルシュトゥルーデルのレシピ

手が透けるほど薄く伸ばした生地でリンゴを巻き上げて作るアップルシュトゥルーデルですが、料理が下手な俊平が作れるわけがありません。

そこで考えたのが、餃子の皮を使ったレシピですね。

市販の餃子の皮を使えば生地を作る必要はありませんし、リンゴの具材を巻いて焼くだけなので俊平にでもできるわけです。

ここからは、餃子の皮を使ったアップルシュトゥルーデルのレシピを紹介していきます。

材料については、以下のとおりです。

  1. フランスパンのパン粉:50g
  2. バター:25g
  3. 砂糖:75g
  4. りんご:2個
  5. レーズン:30g
  6. レモンの皮:少量
  7. レモン果汁:適量
  8. シナモンパウダー:適量
  9. 溶かしバター:100g
  10. ソース・アングレーズ:適量
  11. 餃子の皮

作り方の手順は、次のようになっています。

    1. フライパンにパン粉を入れ、きつね色になるまで炒める。
    2. 香ばしくなったら、弱火にする。
    3. バターを入れ、全体に馴染ませる。
    4. 砂糖も加え混ぜる。
    5. バットなどに移して冷ます。
    6. 1cm角に切ったリンゴ、レーズン、炒めたパン粉(分量の3/4)をボウルに入れる。
    7. 全体を均一に混ぜて具材が完成。
    8. 餃子の皮2枚に溶かしバターを塗る。
    9. バターの塗っていない面を上にし、グラニュー糖とシナモンパウダーをふりかける。
    10. 手前に具材を並べ、くるくると巻いていく。
    11. 表面にも溶かしバターを塗り、ナイフで何ヶ所か空気穴を開け、200℃のオーブンで約30分焼く。

かなり工程が多いですが、やってみると難しくありません。

俊平はアップルシュトゥルーデルを作り「バニラアイスを乗せて召し上がれ」と息子に伝言を残し、洗面所に隠れます。

影から見守っていた俊平は、「美味いんかい」とボソッと響が呟いたのを見て、何度もガッツポーズを決めたのでした。

子どもたちのために苦手な料理に挑戦する俊平は、すごく優しいパパのように見えましたね。

響との親子関係はギクシャクしたままですが、これからどのように変化していくのかが楽しみです。

 

まとめ

以上、「さよならマエストロのアップルシュトゥルーデルとは?俊平が作った餃子の皮レシピも紹介」でした。

俊平が子どもたちのために作ったアップルシュトゥルーデルは、薄い生地でリンゴを何層にも巻いて焼き上げたオーストリアのお菓子です。

一から生地を作るのは大変なので、俊平は餃子の皮を使ったアレンジレシピを考案しました。

あまり見栄えが良くなく響は怪訝な表情をしますが、ひとくち食べた後に「美味いんかい」と笑顔を見せたため、影で見守っていた俊平は喜んでいましたね。

距離のあった親子関係が縮まった瞬間なので、ほっこりした視聴者も多いはずです。

ギクシャクした親子関係がどのように変化していくのか、さよならマエストロの今後の展開に目が離せません。

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