葬送のフリーレンは、エルフの魔法使いが旅をする物語で、定番の異世界ファンタジー作品です。
魔法収集をしながら人間を知るために旅をしていて、急にタイムスリップして過去に戻る展開となったので、ファンの間では動揺が走っています。
フリーレンが女神の石碑に接触して時間を遡ってしまい、ヒンメルたちと再会する過去編が始まりました。
作中では魔法が出てくる世界ですが、女神の石碑をキッカケに過去に戻るのは突然すぎてびっくりです。
葬送のフリーレンの過去編について考察してみました。
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葬送のフリーレンのタイムスリップ過去編とは?
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— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) April 3, 2024
話題となっているタイムスリップ編について、ざっくりとしたあらすじと考察をしていきます。
女神の石碑が重要なアイテムなので、これからの展開に影響する可能性が高いです。
女神の石碑に触ったことから始まる
葬送のフリーレンの『タイムスリップ過去編』は、コミックス11巻・第107話から始まります。
北部高原を抜けて帝国領へ入る際に、入国審査で3週間の待ち時間ができてしまいました。
関所はなにもない高原に10メートルはありそうな壁と門が立ちはだかっているだけで、周囲に時間を潰せるような場所はありません。
旅行者たちは門の周りにテントを張って過ごしていましたが、シュタルクはやることがないと嘆いていました。
大きな街なら宿や酒場などがあって暇を持て余すことはないでしょうが、こんなところで3週間は耐え難い苦痛だと思われます。
そこでフリーレンは、「行きたい場所がある」と言い出したのです。
太古の昔に女神様が石碑を各地に置いたとされていて、その一つが近くにありフリーレンはそれを解読したいと思っていました。
実は、以前にヒンメルたちと訪れたのですが、時間の関係で詳しく調査ができずリベンジがしたいとのこと。
数日間歩いた先にようやく石碑を見つけ、フリーレンが接触すると光りに包まれて・・。
彼女が振り返ると、そこにはヒンメルたちが立っていて、昔の時代に遡っていたのです。
女神の石碑とは一体何なのか?
女神様は魔法を封印した10の石碑を世界中に設置したとされ、それらは今後の展開に大きなカギを握るような予感がします。
今回のもの以外にも9個が存在するわけなので、全てを解読して集めると強大な魔法が手に入るなどの
展開になるかもしれません。
さらに、1500年前に魔法を封印した聖典を残して以降は、一度も地上に姿を現していないようです。
石碑と聖典の2つを残した理由も不明ですし、ストーリーが続く中で明らかにされるのでしょうか。
ちなみに、女神の聖典は3%ほどしか解析されておらず、97%は今でも謎のままです。
ほとんどが分かっていない状態なので、時空を遡るなど不可逆性の原理を捻じ曲げるほどの魔法があっても不思議ではありません。
フリーレンは魔法の収集が趣味ですから、女神の魔法についても明らかにしてほしいですね。
葬送のフリーレン・女神の石碑で過去に戻る!
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ここからは、タイムスリップ編のネタバレと考察をしていきます。
北部高原キーノ峠の石碑
関所を通過するのに3週間の待ち時間ができてしまったため、フリーレンは女神の石碑の解読をしたいと言い出します。
三日三晩歩き続けて目的の場所へ到着しましたが、石碑には「フィアラトール」という以前にはなかった文字が刻まれていました。
フリーレンが石碑に触れると、時間を遡ってヒンメルたちと再会したのです。
意識だけがタイムスリップする
これは幻覚魔法などではなく、本当に80年以上前にヒンメルたちと訪れた時代でした。
女神の石碑は、かつて接触した時間軸に戻るタイムマシン的な機能があるようです。
石碑に触れることで意識だけが過去に飛んでいって、その時の体に入るといった仕組みとなります。
未来の意識が入るとその当時の記憶は消去されるようで、フリーレンが以前に行った際には一週間くらいの記憶がなくなっていると言っていました。
体ごと昔の時代に行ってしまうと同じ時代に2人が存在することになりますが、意識だけなら戻っても自分で居続けることができます。
ただ、下手なことをすると歴史が変わることもあるため、フリーレンは慎重な行動を取ることにしました。
残影のツァルトからの襲撃
街へ戻ることにした勇者一行ですが、途中で帝国軍が壊滅状態なのを目撃します。
そこに現れたのが、七崩賢グラオザームの部下である残影のツァルト。
フリーレンでもこれまで出会ったことがない魔族で、勇者一行も知らない様子でした。
ツァルトは女神の石碑の性質を知っており、フリーレンが未来から来たことにも気づいているようでした。
この時点で、歴史は少し変わっていますね。
これをキッカケとして、新しい魔族が誕生したりより強い力を持つようになったり、現在の時代にも影響が出てくるかもしれません。
ツァルトは手に触れた物をテレポートさせる魔法で、人間を空高く飛ばすことができます。
この時代は人類に飛行魔法がなかったため、かなり強力な技だったようです。
ツァるとは空間転移の魔法で大岩を頭上から落とすも、フリーレンは未来の魔法で迎撃。
そして口封じのために、ツァルトを殺しました。
ヒンメルたちにすべてを打ち明ける
未来の魔法を目撃したヒンメルたちに問い詰められ、フリーレンはすべてを話すことにします。
それを聞いた仲間たちは、元の時代へ戻るための帰還魔法を探すことに。
普通だったらタイムスリップの話なんて信じないと思いますが、それを素直に受け入れるのは良い仲間に恵まれていますよね。
しかも、魔王討伐の旅の途中なのに、それを中断して帰還魔法を探してくれるのは優しすぎます。
ただ、色々な教会や村人に聞き回っても、まったく手がかりが見つかりません。
帰還の魔法の手がかりが見つかる
鍛冶屋のキーゼルから、昔住んでいた村に女神に関する文献があったという情報を聞きます。
そして見つけた文献を読むと、聖典の「時巡りの鳥の章」に帰還の魔法の名前が記されていることを突き止めました。
女神の石碑に接触して魔法名を唱えると、帰還することができるようです。
しかし、聖典の解読には数十年を要する事がわかり、ヒンメルは魔王を倒した後に解読して石碑に刻むことを決めます。
フリーレンは石碑に、「フィアラトール」と刻まれていた事を思い出しました。
ヒンメルはちゃんと魔法を解読して石碑に刻んでくれたんですね!優しくてナイスガイです。
フリーレンは元の時代へ戻るために、再び女神の石碑へ向かうのでした。
大魔族たちからの襲撃
しかし、石碑へ向かう道中に、大魔族たちから襲われてしまいます。
彼らの目的は、フリーレンから未来の情報を奪うことでした。
魔王はタイムスリップの事実を知っているようで、大魔族たちに命じたんですね。
ここで未来の情報が魔族に知られてしまうと、より強大な力を持ってしまうため、歴史が大きく変わってしまいます。
平和な時代も訪れることがないでしょうし、大変なことになってしまうでしょう。
ソリテールやグラオザーム、リヴァーレの3人から襲われますが、ヒンメルやハイター、アイゼンたちで時間稼ぎをしてフリーレンを石碑へ向かわせます。
そして、フリーレンは無事に帰還の魔法を唱えて、元の世界へ戻ることができたのでした。
まとめ
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以上、「葬送のフリーレンのタイムスリップ過去編とは?女神の石碑で過去に戻る!」でした。
タイムスリップの過去編は長引くのかなと思いましたが、意外と早く決着がつきましたね。
特に、大魔族との戦いはあっさりと終わってしまい、少し拍子抜けしてしまいました。
女神の石碑は残り9個もありますし、また過去に戻る展開がやってくるのかもしれません。
葬送のフリーレンには女神様がたびたび登場していますが、その正体が分かっていないため、今後のストーリーで少しずつ明らかになってくるはずです。
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