『グレイトギフト』は、黒岩勉さんの脚本によるオリジナルドラマで、とある病理医が新種の殺人球菌を発見したことで、色々な事件に巻き込まれるストーリーです。
球菌が体内に入ると急性心不全で死に至り数時間で自然消滅するため、証拠が残らない完全犯罪が可能になります。
藤巻は連続殺人や派閥闘争などに巻き込まれながら、球菌を持ち入れた犯人が誰なのかを追いかけるミステリーですね。
張り巡らされた伏線や何度も繰り返される裏切りなど、視聴者が振り回される展開なので犯人予想や考察がすごく難しいです。
放送開始から視聴者の間では、黒幕が誰なのか真犯人の考察などで盛り上がっていました。
ここからは、『グレイトギフト』で球菌を持ち入れた真犯人は誰か、黒幕や犯人予想をしていきます。
グレイトギフトの犯人予想!
これ最初の犯人て本当にいる?🤔
真犯人がいると思い込まされているだけだったり?
最初は自然発生だったという落ちを考えてしまう😂#グレイトギフト#グレイトギフト考察 pic.twitter.com/8iGBSGphSp— ブギー・ペイジ (@boogie_page77) February 2, 2024
SNSでは、グレイトギフトを見た視聴者が犯人予想をして大盛りあがりです。
ここからは、現時点で怪しいとされる人物を紹介していきます。
白鳥稔(佐々木蔵之介)
明鏡医科大学附属病院・心臓外科の教授であり、オペの執刀数も1位で技術力には定評のある信頼できる医師です。
藤巻の妻である麻帆の主治医となります。
率先して院内改革を進めて患者のために尽くすも、理事長選で奥野信二に敗れて出世の道から外れてしまいました。
藤巻からギフトの存在を知った白鳥は、奥野を殺して自分が理事長の座につきます。
さらに、藤巻の妻を人質として、藤巻を脅迫してギフトの培養をさせるのでした。
自分の野心のためにギフトを使って邪魔者を消していく悪党ですが、1人目の犠牲者である愛宕前総理の死には関わっていません。
そのため、ギフトを院内に持ち入れた犯人ではなく、黒幕は別にいると思われますね。
伊集院薫(盛山晋太郎)
病理部の医師である伊集院薫は、同僚の藤巻のことを心のなかで見下していました。
執拗に藤巻に絡んでくるので、当初は真犯人なのではと話題になりましたね。
藤巻に脅迫状を送りつけ白鳥から金を奪おうとするも、ギフトを持ち入れた犯人ではありませんでした。
白鳥からお茶の中にギフトを仕込まれ、殺害されてしまいます。
というわけで、伊集院は真犯人ではないということが判明しました。
郡司博光(津田健次郎)
藤巻と同期で心臓外科医の郡司も、当初からかなり怪しいと言われていました。
藤巻の妻・真帆の担当医で元彼ですが、現在でも不倫関係は継続中です。
また、白鳥の右腕として色々と尽くしてきたのに、藤巻が教授に推薦されたため嫉妬していました。
第3話では藤巻とタッグを組んで白鳥の犯行を阻止しようとしますが、医学系大学連合会議の副議長の大泉篤(西岡徳馬)をギフトで殺害。
なんと、白鳥とグルだったんですね。
郡司は最初から白鳥派ですし、出世のために白鳥に手を貸したと考えられるでしょう。
序盤の殺人には関与しておらず、球菌を持ち込む動機もないため真犯人である可能性は低いと思われます。
奈良茉莉(小野花梨)
藤巻と同じ病理部で検査技師の奈良茉莉は、これまで球菌の存在に気づいておらず、藤巻との絡みもかなり少ないです。
普通に考えると、犯人である可能性は低いと思われます。
ただ、藤巻に近い人物で怪しい行動なども全く無いため、逆に真犯人ではないかと考えられなくもないです。
伊集院と頻繁に食事へ行っており、藤巻のギフトについて教えたのかもしれません。
先輩の久留米穂希とも仲が良く、病理部全体の動向を把握できるのは茉莉だけです。
そう考えると、黒幕である可能性はゼロではないでしょう。
久留米穂希(波留)
病理部の検査技師である久留米穂希は、いち早く藤巻が培養する球菌に気づいた人物です。
自分も培養を手伝いたいと志願し、表向きは仲間のように振る舞います。
ストーリー上は準主役のポジションなので、犯人として最有力と言われていました。
第8話では、生命研で働いていた際に新種の球菌オクトセブンを発見し、あまりの危険さにすべてを破棄して研究所を辞めたことが判明します。
しかし、別の人物がオクトセブンの培養を続け、明鏡医科大学病院へ持ってきたのでした。
藤巻と協力して真犯人を追いかけることになりますが、まだ味方であると確定したわけではありません。
安曇杏梨(倉科カナ)
会員制クラブ「アルカナム」のオーナーで、最初に殺害された愛宕前総理の不倫相手です。
愛宕の莫大な遺産を相続することになり、遺族から愛宕の殺害疑惑をかけられていました。
動機は十分にありますから、愛宕の死に関与した可能性はありますね。
藤巻がアルカナムで飲んでいた際にも、「毒は入っていませんよ」などと挑発しており、何か情報を知ってるのでしょう。
ただ、ギフトを作るような知識は無いでしょうから、犯人であれば背後に黒幕がいるはずです。
グレイトギフトの真犯人や黒幕が誰か考察してみた
反町隆史のグレイトギフト思ってたのと違う展開になって一気に面白くなった!佐々木蔵之介が犯人だと思ってたけど犯人なんだけど更に犯人だと!誰だ誰だ盛山か?#グレイトギフト#反町隆史#波瑠#倉科カナ pic.twitter.com/9Wg9zMrSGg
— モテキ (@yuzutadashi2) January 18, 2024
これまで犯人と目される人物を紹介しましたけども、いずれも根拠が乏しいため確定的なことは言えません。
また物語の序盤ですから別の登場人物が出るかもしれませんし、判断材料が少なすぎるので判断が難しいですね。
ここからは、当サイトで考察した犯人像を紹介していこうと思います。
犯人は巨大組織のメンバーか?
殺人球菌のギフトは、急性心不全を引き起こして死に至らしめ、その後に完全消滅するという新型の球菌です。
こんな物を個人で作れるとは考えられず、何かしらの研究機関が作ったものだと考えられます。
そのため、院内にギフトを持ってきた人物は、その研究機関のメンバーの可能性が高いです。
明鏡医科大学付属病院が舞台に使われた理由は、患者を使ってギフトの臨床試験をしやすい環境だからでしょう。
病院であれば多くの患者がいますし、急性心不全で亡くなるとしても不自然では無いですよね。
なので、ある研究機関が病院に刺客を送り込んだという説が濃厚です。
2人目の犠牲者(安田勝)はなぜ狙われたのか?
最初の犠牲者である愛宕克己は元総理大臣というVIPなので、遺産相続だったりと狙われる理由がありますよね。
研究機関の情報を知っていて、口封じのために殺されたのかもしれません。
しかし、2人目の犠牲者の安田勝は、居酒屋の店主で普通の一般人です。
彼が狙われた理由が、いまいち分からないんですよね。
居酒屋の客に研究機関の関係者がいてうっかり情報が漏れたなどは、あまり現実的ではありません。
病室に隠しカメラがあったので、おそらく藤巻にギフトの存在を知らせるためだった可能性があります。
愛宕元総理から採取した球菌は消滅したため、新たな検体を藤巻に入手させる必要があったからです。
藤巻にギフトの存在を知らせれば、それを利用したい人の手に渡り、連続殺人事件が起きるでしょう。
そうすれば、研究機関が自分の手を汚さずとも、人体実験ができるわけです。
藤巻は事件の黒幕に利用されて、良いように踊らされてる可能性がありますね。
真犯人は奈良茉莉・鶴下綾香のどちらか?
これまでの考察から、研究機関から明鏡医科大学附属病院に来た人物は、奈良茉莉か鶴下綾香のどちらかだろうと思われます。
奈良茉莉は藤巻と同僚で同じ研究室にいるため、常に藤巻を監視できる立場です。
藤巻が球菌を白鳥に渡した事実も、把握しやすいでしょう。
現在までに多くの人物にギフトの存在はバレているのに、いまだに奈良茉莉はギフトに関与してこないのも逆に怪しいです。
また、鶴下綾香もかなり犯人に近いと思われますね。
看護師長なのですべての病室へ行って患者とのコンタクトができますし、病院内で死んだ患者すべてを把握できる立場です。
ギフトの試験が目的であれば、これほど好都合な人物はいないでしょう。
ということで、奈良茉莉か鶴下綾香のどちらかが黒幕であると考えます。
【2/16追記】鶴下綾香の死亡、久留米穂希と白鳥との関係
グレイトギフト第5話にて、衝撃の展開になりましたね。
まずは郡司が白鳥を裏切って、藤巻と本坊を手下にして白鳥を潰す計画を立てました。
しかし、藤巻と本坊、穂希の3人は協力して郡司の脅迫を試みますが、その矢先に郡司の愛人である鶴下綾香が白鳥に殺害されてしまいます。
それから第5話のラストでは、郡司と本坊、杏梨、そして穂希までが白鳥の仲間であることが発覚しました。
全ては白鳥の手のひらの上の出来事で、藤巻は踊らされていただけなんですね。
ギフトを持ってきた人物は、一体誰なのでしょうか?
綾香は白鳥側の人間ではなかったですし、最初にギフトを入れた犯人である可能性はあります。
ただ、第5話の次回予告では真犯人から電話があったため、綾香は無関係と思われますね。
穂希も白鳥側の人間でしたが、具体的にどこまで白鳥の犯行に関与したかは分かりません。
白鳥の仲間を演じながら、ギフトの試験を監視してる可能性もあります。
となると、未だに事件に関与していない奈良茉莉は、ますます怪しくなりましたね。
物語は後半戦に入りましたし、真犯人もコンタクトを取ってくるので大きな展開があるはずです。
グレイトギフトの詳しいストーリーは、以下のページも参照してください。
【2/23追記】神林も白鳥の手下に!盗聴器をセットしたのは誰か?
第6話では藤巻と穂希、神林が協力して白鳥の逮捕を計画しますが、なんと神林も白鳥の仲間で裏切られることに。
そしてラストでは、藤巻の研究室に白鳥も知らない盗聴器が発覚し、真犯人からの電話もかかってきましたね。
「ギフトの取引を中止せよ」と要求してきましたが、理由はなぜなのでしょうか?
これはおそらく、ギフトを販売すると、海外で使われてしまうために実験データが得られないからだと思われます。
新種の殺人球菌の人体実験をすると仮定すれば、目の届く範囲でやってもらわないと困りますからね。
では、藤巻の研究室を盗聴したのは誰でしょうか?
研究室には鍵がかかっていますし、自由に入れるのは藤巻と穂希と、合鍵を持っている本坊だけです。
奈良茉莉も何度か入ってきましたが、藤巻がいる時だけなので盗聴器をセットするのは難しいかなと思われます。
となると穂希なのか、本坊が白鳥を裏切っているのか、いずれかになるかもしれません。
ただ、杏梨がなぜ白鳥に協力してるのかが謎なんですよね。
「強い男が好き」と公言してるので、権力のある白鳥に惹かれているのかもしれませんが、あまりにも謎が多すぎる人物です。
杏梨が本坊に頼んで盗聴器を2つセットすることもできますし、真犯人である可能性もありえるでしょう。
そういうわけで、現時点では杏梨が最有力、時点で茉莉が怪しいと思いますね。
【3/1追記】ギフトの作成者は穂希!しかしバラ撒いたのは別の人物か?
第7話では、穂希がギフトの作成者だということが判明しました。
藤巻に電話した者は「ギフトの創造者です」と言っていたため、これも穂希の仕業の可能性が高いです。
となると、第6話のラストで犠牲者が出ましたが、これは穂希が殺したことになりますよね。
穂希の性格を考えるに、殺人までは犯さないような気もします。
たぶん、国立生命理工学研究所(生命研)で働いていた穂希が突然変異の球菌を見つけ、それが「Oct7」だったのでしょう。
レベルBの危険物だったため消滅させましたが、別の誰かがコピーしやすく改良して「ギフト」にし、外へ持ち出したのかもしれません。
ギフトが広がるのを阻止するために、穂希は明鏡医科大学病院へ潜入したと考えれば自然だと思います。
真犯人はギフトを複製不能なものに進化させようと、藤巻を使って培養と研究をさせていると予想できますね。
そして、麻帆の手術で使われた心筋細胞シートを開発したのが、生命研ということも気になります。
心筋細胞シートは安全性が低いので、厚労省からの認可が下りていません。
ギフトを利用して厚労省からの認可を受け、生命研の利権を握ろうとする人物がいたとしたら。
そうなると、アルカナムのオーナー杏梨が怪しいですね。
杏梨は権力者が好きですから生命研の偉い人間とも繋がっていそうですし、白鳥たちを動かしてギフトを改良させることもできるでしょう。
奈良茉莉は未だにギフトと未接触ですが、生命研に関係するなら穂希と以前から面識があるはずです。
そういった素振りも見せませんし、真犯人である可能性は薄いかなと思いました。
これらのことから、杏梨が真犯人に最も近いと予想します。
【3/8追記】球菌を持ち込んだのは麻帆?真犯人は別にいる
第8話では、穂希が生命研でオクトセブンを偶然発見し破棄したはずが、別の人物に改良されて明鏡医科大学病院へ持ち込まれたことが判明しました。
藤巻に電話をかけた真犯人も、穂希ではなかったですね。
また、藤巻の妻の麻帆が生命研で働いていたことも判明し、事件に何らかの関わりを持っていそうです。
看護師なので球菌の培養などはできないため、真犯人とは違うと思いますが。
真犯人は最初は旧型のオクトセブンで愛宕元総理らを殺害し、次に改良型オクトセブンで自分の力を誇示しました。
プライドが高くて自己顕示欲が強く、穂希に対してライバル意識を持っているようです。
となると、奈良茉莉がすごく怪しいですよね。
茉莉は穂希の後輩として普段から一緒にいて、穂希の恋愛事情を探ったりと何かとおせっかいを焼いていました。
穂希とは何らかの因縁があり、ライバル心を持っているのかもしれません。
さらに、白鳥たちからギフト細胞株の培養を依頼されたときにも、あっさりと解析して培養レシピを作成してしまいました。
あらかじめギフトの構造を熟知していた可能性があります。
ただ、藤巻が白鳥に反旗を翻した際に、杏梨は驚きもせず無表情だったので怪しさは否めません。
いつも何を考えているのか分からない人物ですから、真犯人の容疑者からは外せないですね。
ラストで白鳥が真犯人の顔を見たときの反応から、顔見知りであることは間違いありません。
というわけで、奈良茉莉と安曇杏梨の2人が怪しいと思います。
次回が最終回となり、すべての謎が解けるので放送されるのが楽しみですね!
【3/15追記】真犯人は奈良茉莉だった!オクトセブンの全容が判明
最終回の第9話で、明鏡医科大学附属病院にオクトセブンを持ち込んだのは、奈良茉莉だと判明しました。
穂希が生命研を退職した後、奈良茉莉は破棄されたオクトセブンを回収して研究を継続します。
そして、コピー防止機能を搭載した改良型オクトセブンを作ったわけです。
ただ、事件の本当の黒幕は、愛宕元総理でした。
愛宕元総理はオクトセブンを海外に輸出して大金を稼ごうとしており、そのために生命研の所長だった稲場に研究させていたのです。
オクトセブンの人体実験の場所として、稲場は明鏡医科大学附属病院を使うことを決めました。
そのため、茉莉が明鏡医科大病院に潜入して、オクトセブンをバラ撒いたわけですね。
しかし、首謀者であった愛宕元総理は、奥野前理事長に殺害されてしまいます。
本来ならこれで計画は終了するはずだったのですが、白鳥が球菌の存在に気づいて奥野前理事長を始めとした連続殺人が始まりました。
茉莉はこれに乗じてデータを集め続け、藤巻たちを影で操っていたというわけです。
やはり、以前から怪しいと睨んでいた奈良茉莉が犯人でしたね。
藤巻の身近にいるのにギフトに絡んでいませんでしたし、予想通りの展開でした。
ただ、エンディングで北本からデータを受け取ったのは杏梨っぽい女性で、「LEVEL A」の新型球菌も登場したのが気になりますね。
もしかすると、続編などもあるかもしれません。
まとめ
殺人球菌・ギフトが病院外へ…新たに“死のフラグ”立つのは?『グレイトギフト』#グレイトギフト @great_gift2024 https://t.co/lGyKMcjFdC pic.twitter.com/5hhI12IgeH
— マイナビニュース・エンタメ【公式】 (@mn_enta) February 7, 2024
以上、「グレイトギフト犯人予想!真犯人や黒幕が誰か考察してみた」でした。
グレイトギフトは、正体不明の殺人球菌によって病院内で連続殺人事件が起こり、病院内の権力闘争なども絡んでくる本格ミステリードラマです。
ネット上では犯人予想が行われ、怪しい登場人物がいないか色々と考察されていますね。
連続殺人をしてる白鳥たちとは別に、ギフトを持ってきた黒幕がいるところが、このドラマの面白いポイントです。
真犯人は一体誰なのか、これからの展開がすごく楽しみですね!
グレイトギフトの関連記事は、以下のページでも解説しています。
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