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さよならマエストロの最終回結末ネタバレあらすじ!ラストは親子の絆を取り戻す?

さよならマエストロの最終回結末ネタバレあらすじ! ドラマ

日曜劇場『さよならマエストロ』は、天才マエストロで音楽をやめてしまった夏目俊平(西島秀俊)と、心に傷を負った娘の響(芦田愛菜)によるオーケストラを舞台とした家族愛のドラマです。

東京音楽大学とのコラボで本格的なオーケストラが登場する作品で、古典音楽が好きな人には楽しめる内容でしょう。

ある出来事が発端で、父親は音楽も家族からも離れてしまい、娘は父親を嫌いになってしまっており、地方楽団を舞台に家族の絆を修復する物語です。

最終回で家族の絆は修復することができるのか、どのような結末になるのかというのは、誰もが知りたいと思うでしょう。

ここでは、さよならマエストロの内容について、簡単なあらすじとネタバレ、結末はどうなるかといったことを考察していきます。

そこで今回は、『さよならマエストロ』のあらすじやネタバレ、最終回の結末などを予想していきたいと思います。

 

さよならマエストロのあらすじ

『さよならマエストロ』の簡単なあらすじは、以下のとおりです。

世界を股にかけ活躍する指揮者(マエストロ)である夏目俊平(西島秀俊)が主人公となっています。

世界のオーケストラは、「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」、「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」、「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」が3大オケと言われていますね。

さらに、中小規模のものを含めると、世界中には数百種類もあります。

俊平は数々の楽団を渡り歩いて、世界中を飛び回っていたのでしょう。

音楽が生きがいに感じており、いつもアパッシオナート(情熱的)に接している反面、それ以外は疎かになっており家事などは全くできません。

典型的な仕事人間で、それ以外は全くできないので家族に迷惑をかけていたのでしょう。

それから、とある出来事があって、俊平は家族と離れて暮らすことになり、生きがいだった音楽からも引退してしまいました。

天才指揮者で仕事は順調だったはずが、何かトラブルが起きてしまったようです。

それから、日本の地方楽団の指揮をすることになり、数十年ぶりに日本に帰ることになった俊平。

娘の響とも絶縁状態にありましたが、俊平の帰国に伴って同居生活が始まることになるのでした。

俊平は天才指揮者だったのに、なぜ音楽から身を引くことになったのでしょうか?

“ある事件”というのが鍵となっており、現在では伏せられていますね。

どんな事件が起きてしまったのか、娘の響との関係は修復できるのかということが、この作品の見所だと思います。

 

さよならマエストロの脚本は大島里美

さよならマエストロは原作なしのドラマで、脚本は大島里美さんが担当しています。

大島里美さんは、栃木県日光市出身の脚本家で、早稲田大学を卒業後に「第16回フジテレビヤングシナリオ大賞」において佳作を受賞しました。

代表作には、フジテレビドラマ『1リットルの涙』、テレビ東京ドラマ『忘却のサチコ』、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』などがありますね。

さよならマエストロでは、クラシック音楽から想像して登場人物のキャラクターを作ったそうです。

キャストそれぞれにテーマ曲があり、毎回演奏シーンがあるそうなので、古典音楽が好きな人もそうでない人も楽しめる内容となっています。

 

さよならマエストロの第1話~最終話のネタバレ感想

ここからは、さよならマエストロの各話のネタバレや感想を紹介します。

 

【第1楽章】それが彼の運命

ウイーンで見習い指揮者として活動する夏目俊平は、急病の指揮者の代役として抜擢されました。

45歳にして初めて大舞台に立った夏目俊平(西島秀俊)は堂々と指揮をこなしますが、それと同じ頃、彼の娘の夏目響(芦田愛菜)はウイーンの街を歩いていて意識を失ってしまいます。

2回目の公演の直前、夏目俊平は妻の夏目志帆(石田ゆり子)からの電話で、娘が病院へ搬送されたことを知りました。

その日を境に、夏目俊平は指揮者として舞台に立つことを辞めてしまいます。

それから5年後、静岡県晴見市という街で夏目響は晴見市市役所の職員として働き、夏目俊平はウイーン音楽大学の職員として働いていました。

妻の志帆から電話が入り、仕事でフランスへ行っている間、日本へ戻って子どもたちの面倒を見るように言われます。

20年ぶりに日本へ戻った俊平は子どもたちと再会しますが、娘の響は俊平とは口も利きたくない様子。

こうして、俊平と娘の響、息子の海(大西利空)の3人の気まずい生活が始まりました。

次の日の朝、夏目家に晴見市役所観光課で晴見フィルハーモニーの団長でもある古谷悟史(玉山鉄二)が訪問し、晴見フィルハーモニーの指揮者を俊平に依頼しに来たのです。

実は、志帆が晴見フィルの指揮者に俊平を推薦したのですが、俊平は古谷の依頼を断ってしまいます。

しかし、晴見フィルハーモニーへの助成金の打ち切りが決まって廃団になることを知った俊平は、廃団までの3ヶ月の間、指揮者を担当することを決意しました。

俊平が指揮をする晴見フィルの演奏中、会場の受付だった響は、途中でやってきた女子高生の谷崎天音(當間あみ)を案内する際に指揮中の俊平を目撃して顔をしかめます。

公演が終わって帰宅した響は、「あの人は何も変わっていない!」とブチ切れ。

そして、演奏会を終えた古谷悟史が訪ねた古民家に、夏目志帆が料理を作って待っているという展開で終了しました。

世界で活躍する夏目俊平がアマチュア楽団の指揮をするのは驚きですが、なぜ娘との関係が壊れてしまったのかが気になりますね。

”ある事件”と呼ばれていますが、この謎が解き明かされるのはいつでしょうか。

また、楽団員の古谷悟史と夏目志帆は不倫していそうですし、最後に登場した女子高生の谷崎天音も今後のストーリーに関わってきそうです。

現時点では色々な謎があるので、これからの展開に目が離せません!

 

【第2楽章】エンディングオーケストラ、誕生

第1話の終わりで、古谷悟史と夏目志帆の不倫を疑わせるシーンがありましたが、その真相が明らかになりました。

志帆は俊平と響の関係を修復しようと、フランスへ行くふりをして2人を同じ家に住まわせたのです。

その間、志帆は変装して日常生活を過ごし、家族を見守っていました。

古谷は志帆から晴見フィルの指揮者として俊平を紹介してもらったため、たまに志帆のアトリエを訪れて相談をしているという関係ですね。

一方、「晴見市あおぞら文化ホール」は3か月後に閉館を迎えることになり、市長によって晴見フィルの楽譜をすべて撤去することを命じられます。

響は撤去係に任命されて、晴見フィルの財産を処分する役割をすることに。

そんな中、俊平は新しい演奏曲を提案して、新メンバーを募集することを考えます。

俊平は古谷と大輝(宮沢氷魚)とともに、チェロ奏者である羽野蓮(佐藤緋美)をスカウトしに行きました。

羽野は16歳でCDデビューするほどの腕前でしたが、現在は音楽をやめており楽器をやる気はないとのこと。

その後、SNSで晴見フィルの団員募集を見て、谷崎天音が指揮者になりたいとやって来ます。

俊平は副旋律まで聴き分ける天音の才能に惚れ込み、演奏したい楽器を1つ見つけるように宿題をだしました。

さらには、晴見フィルの打ち上げ会場でフルート奏者の倉科瑠李(新木優子)とも出会い、瑠李も晴見フィルに誘います。

俊平は再び羽野の元を訪れ、チェロが原因で羽野の両親が喧嘩して離婚してしまったことを知りました。

そこで俊平は鍵盤ハーモニカで羽野と一緒に演奏することを提案し、羽野はチェロを弾きながら音楽の楽しさを思い出していく・・・。

晴見フィルの練習の日、瑠李がフルートの首席に、天音はバイオリンを練習しながら指揮者の見習いに、羽野も姿を表すなど一気に3人の新メンバーが加入します。

演奏に満足した俊平は、コンサートをやることを提案するのでした。

自宅に戻った羽野は、5年前にヨーロッパのバイオリンコンクールで響が演奏していたことを思い出し・・・。

一方、俊平の息子の海は、変装して外出する志帆の姿を目撃してしまいます。

3か月後には晴見フィルは解散することになるのですが、俊平はお構いなしに練習を続けて新メンバーも増やすなどポジティブですね。

志帆が日本にいることが海にバレてしまったため、これがどのように影響するのかも楽しみです。

ただ、俊平と響に見つからなければ問題ないはずですし、海が黙っていれば大丈夫かと思いますが。

 

【第3楽章】田園コンサートの奇跡

第2話の終わりで、海がフランスに居るはずの母親の志帆を見つけました。

海は志帆に「本当はどこにいるの?」とメールしますが、志帆は子どもたちが自立できるように家には帰らない決意をします。

それを察した海は、「なんとなく意図はわかったから協力します」とメールを送りました。

俊平は晴見フィルでコンサートをすることを提案し、ベートーヴェンの交響曲第6番『田園』を演奏することになります。

娘の響にも、コンサートを見に来てほしいと誘いました。

全体練習の際に、演奏レベルの低さに苛立った羽野蓮は、メンバーと口論になり大輝が練習場から抜け出してしまいます。

そんな中、コンサート当日にあおぞらホールの施設点検が入り、利用することができなくなったと響から伝えられたのです。

コンサートの開催を知った市長が、邪魔をしたのでした。

その夜、俊平は響の部屋に行って、「言いにくいことを君に伝えさせる上司に腹が立っている」と、職場環境が悪いなら言いに行くよと提案。

しかし、響は親が出てくることじゃないと拒否します。

俊平は「響が幸せかどうか気になっている」と伝えると、響は泣きながら「私が幸せそうに見えないってこと?世の中には音楽と関係ない生き方をしている人はたくさんいる。私は違う生き方を見つけようとしているの!」と激怒しました。

響は”ある事件”を機に音楽をやめていて、それを今でも引きずっているようですね。

この事件について俊平も責任を感じているようですが、詳しいことが明かされていないので不明です。

翌日、落胆した俊平は、歌カフェへ行って二郎に話を聞いてもらいますが、「逃げるんですか?」との問いに対して、「もう逃げません。娘からも音楽からも」と新たな決意をしました。

それから俊平はコンサート会場を探し始め、道の駅「はるみ」の一角を借りて出張演奏会を開催。

響も会場に駆けつけて演奏を鑑賞しますが、途中で帰ってしまいました。

そして蓮と大輝の関係修復のために、第2楽章「小川のほとりの情景」を2人で演奏するように提案します。

無事に2人は仲直りでき、第4楽章「雷雨、嵐」を演奏中に突然の大雨に見舞われて、団員たちは演奏を中断して大急ぎで楽器や楽譜を避難させました。

その際に、俊平は会場にいた妻の志帆と目が合いますが、志帆は走って逃走してしまいます。

夕方、うたカフェでコンサートの打ち上げが行われましたが、若者たちはやる気になってあおぞらホールの練習室に向かっていました。

響もあおぞらホールに戻っており、コンサートで気持ちが高ぶったのか、練習室に置かれていたバイオリンを手にとって一心不乱に弾き続けます。

一部始終を見てしまった晴見フィルのメンバーは、驚きの表情を見せたのです。

一方その頃、家に帰宅した俊平は、コンサート会場にいた志帆が気にかかり電話をかけますが・・・。

響は”ある事件”から音楽を避けた生活を送っていましたが、晴見フィルの演奏を聞いたことで少しずつ音楽への思いが戻ってきていますね。

“ある事件”の核心にも近づきつつありますし、これから物語が大きく動き出すかもしれません。

 

【第4楽章】勘違いな恋の喜劇

あおぞらホールの練習室で一心不乱にバイオリンを弾く響でしたが、その様子を大輝や蓮、天音に見られてしまいます。

その技術に驚いた大輝たちは響を晴見フィルにスカウトしましたが、響はそれを断って俊平にもバイオリンを弾いていたことを秘密にするように求めました。

天音はその要求を聞きましたが、自分のバイオリンのコーチをすることを条件に出します。

一方、出張コンサートで志帆を見てしまった俊平は、古谷に相談しましたが、古谷は気まずそうな顔をして話をはぐらかしました。

実は一年前、古谷は志帆と出会っており、一目惚れしていた古谷は告白しますが、志帆が既婚者だということを知って振られていたのです。

そんな中、俊平は志帆とばったり出くわしてしまいます。

その様子を遠目から見ていた倉科瑠李。

志帆は俊平に対して、響との関係修復のために自分はフランスに行ったフリをしていたと説明。

俊平は志帆に自宅に戻るように提案しますが、「あなたがいる間は帰らない」と拒否して去っていきました。

しかし、その一部始終を響は影で見ていたのです。

後日、晴見フィルの練習場にて、先日の出張コンサートの動画がSNSでバズっているとメンバー間で話題になっていました。

それを知った市長の白石は、晴見フィルが有名になってメディアで取り上げられると、解散させることができないと焦ります。

そして、俊平のスキャンダルを探そうと身辺調査を始めました。

俊平はうたカフェの二郎に妻に対する悩みを打ち明けると、「奥さんの目を見て戻ってきてと言いなさい」とアドバイスをされ、妻と話し合う決心をします。

ファミレスで待ち合わせた俊平と志帆ですが、後をつけてきた響もファミレスに入り、海と天音も俊平の後をつけており離れた席に座りました。

俊平は志帆に対して、家族と向き合って来なかったことを謝罪し、もう一度やり直したいと伝えます。

しかし、志帆の不満が爆発。

俊平は音楽以外は何もできず、家のことをすべて志帆に任せっぱなし、志帆は本業の絵を描くこともできず自分の時間を奪われていたのです。

1ヶ月半後に晴見フィルが解散したら、そのときに離婚しましょうと伝えます。

俊平は引き止めますが、「プロポーズされたの」と言い残し志帆はその場を立ち去りました。

すべてを聞いていた響や海は、驚きの表情を見せます。

ショックで呆然と外を歩いていた俊平はその場に倒れ込んでしまいますが、たまたま通りかかった倉科瑠李に介抱され、あおぞらホールのカフェで休むことに。

以前から俊平に気があった瑠李は、俊平を食事に誘います。

その様子を影で見ていた市長の側近の滝田は、スキャンダルを見つけたとニンマリ。

一方、出張コンサートの打ち合わせでレストランを訪れていた大輝に、謎の男・鏑木晃一が近づきます。

夜、うたカフェ二郎を訪れた俊平は、オーナーの二郎から志帆の不倫相手は晴見フィルの誰かだと言われて困惑。

「演奏が乱れている奴が怪しい」と助言をもらい、不倫相手を探すことに。

レストランでの出張コンサートの日、市長の白石は誘致企業の外国人を連れてたまたまそのレストランを訪れました。

白石が店に入ると同時に晴見フィルの演奏が始まり、志帆も何者かに呼び出されレストランに到着。

実は志帆に連絡したのは二郎で、俊平と引き合わせたくて志帆を呼んだのでした。

レストランに入った志帆は、俊平の元マネージャーだった鏑木と出くわし、久しぶりの再会に喜んだのです。

同じ頃、俊平の自宅では響が海に対して、「離婚するらしいよ。良かった」と話しかけます。

それを聞いた海は、「姉ちゃんって思春期だよね。いいかげん疲れる。」と呆れ顔。

コンサート中の俊平は怪しい男を必死に探しますが、音を外してしまった古谷に疑いの目を向けて・・・。

 

【第5楽章】思春期な娘の家出と初恋

レストランでの出張コンサートが終わり、演奏中に音を外した古谷のことが頭から離れず、控室で立ち尽くす俊平。

他のメンバーから音を外したことを咎められた古谷は、足早に一人帰ってしまいます。

入れ替わりに、鏑木が控室にやって来て俊平との久しぶりの再会を喜びますが、演奏はどうだったか聞かれると「イマイチです」と一言。

「こんな田舎のアマオケで復帰するなんて才能の無駄遣い!」などと大声で酷評してしまい、変な空気になってしまいました。

一方、自宅では響が俊平と志帆が離婚の会話をしていたのを思い出しており、同時に1階の玄関では俊平も志帆と古谷との関係を疑って落ち込んでいます。

響は俊平に「離婚するんでしょ?」と話しかけ、志帆との会話をすべて聞いていたと告白。

しかし、俊平は志帆と話し合ってやり直したいと告げますが、響は夫婦のことはどうでもいいと話し、海のことを気遣ってくれと伝えました。

翌日、あおぞらホールで響と古谷、大輝の3人は、市長の側近の滝田が「俊平と瑠李の関係があやしい」と話しているのを聞いてしまう。

それから、3人は俊平と瑠李が顔を近づけているのを目撃し、響と古谷は激怒してその場を立ち去ってしまいました。

翌朝、俊平は響の好物のパンケーキやアップルシュトゥルーデルを作って誤解を解こうとしますが、海から昨晩に響が家出したことを伝えられます。

焦った俊平は志帆のアトリエに向かいますが、そこに響は来ていませんでした。

行く宛のなかった響は、職場のあおぞらホールに泊まっていたのです。

大輝が出勤すると毛布にくるまっている響を発見し、「よかったらウチくる?」と提案して響は大輝の家に居候することに。

響は大輝の家を借りるかわりに、畑の手伝いをすることになりました。

その夜、大輝の家族と食事をして家に戻った響は、俊平から大量の着信やメールが来ているが無視し、志帆からの電話に出ます。

志帆はアトリエに来るように伝えるが、響は「男友達の家にいる」と伝えて電話を切りました。

一方自宅では、ゲーム配信中に寝落ちした海を起こそうとした俊平でしたが、誤ってカメラをオンにしてしまい海が顔バレしてしまいます。

それに怒った海は家出してしまい、俊平は自宅で一人ぼっちに。

悩んでうたカフェに立ち寄った俊平は、二郎から響が大輝の家にいることを知らされました。

あおぞらホールで大輝は蓮に響のことを相談すると、蓮はヨーロッパのコンクールで響きを見たことを告げます。

響は素晴らしい演奏で優勝するかと思われたが、なぜか決勝を棄権してしまったとのこと。

「そのコンクールを最後にバイオリンを辞めてしまったのでは?」と、蓮は予想。

10代でピークになって空っぽになり、でも父親は音楽の第一線にいる状況は地獄だと蓮は言いました。

一方、海は学校で天音に家出したことを告げ、その際に響の話になります。

響は昔からパパっ子でいつも一緒にいたが、少しずつバイオリンで勝てなくなり変わっていったようです。

響は表現したいことが無くなっていたため、表現したいことがどんどん湧き出てくる化け物には勝つことができなくなったのです。

しかし、ムキになって練習ばかりしていて、周りに褒められても喜ばずに自分に落第点をつけていました。

俊平の指揮でバイオリン協奏曲を奏でるという夢のために必死で練習していましたが、俊平は響が追い詰められていることに気づかなかったのです。

そして、ヨーロッパのバイオリンコンクールで、これに優勝すれば俊平が指揮する記念コンサートに出られたのですが、響はファイナルを棄権してしまいました。

それと同じ頃、俊平が道を歩いていると、バスから降りてきた柳亭小痴楽を目撃。

響が小痴楽の大ファンだったことを知っていたため、サインをしてもらいました。

実は、この日はうたカフェで落語ライブが開催される予定で、小痴楽も出演予定だったのです。

響は高校の芸術鑑賞で柳亭小痴楽の落語を聞いてファンになりましたが、それを企画したのは役所の教育振興課にいた大輝でした。

それ以降、小痴楽と信仰のあった大輝は、うたカフェで落語ライブを企画したのです。

畑で落語を聞いていた響は、大輝から小痴楽の落語ライブを聞いて、急いでうたカフェに駆けつけました。

小痴楽のライブを聞いて握手もしてもらった響は感動し、その後に大輝の音楽ライブが始まり、観客が盛り上がるのを見て響も楽しそうにします。

ライブが終わって響と大輝が一緒に帰っているとき、俊平とバッタリ出くわし一緒に自宅に戻ることに。

俊平と響が自宅に戻ると家の前には海の姿が、さらに家の中では志帆がご飯を作って待っていました。

久しぶりに4人で食卓を囲むことになり、海は感動して泣いてしまいます。

一方、天音が自宅でエンペラーワルツを聴きながら指揮の練習をしていると、自宅に父親が帰宅。

なんと、その父親は市長の白石だったのです。

 

【第6楽章】さよならコンサート

つかの間の家族団らんを楽しんだ夏目一家でしたが、志帆は自分のアトリエに帰ってしまいました。

翌朝、俊平は早起きして響と海の弁当を作り、生まれ変わったように家事に精を出します。

そんな中、あおぞらホールの閉館が3月末から2月末に繰り上げになり、晴見フィルの解散も早まってしまいました。

新規のコンサートも許可が下りないとのことでしたが、二郎の提案で梅まつりでゲリラライブをすることになります。

一方、俊平は志帆にプロポーズしたという古谷と話し合い、古谷が振られていたことを知り、お互いのわだかまりが解けました。

そして、古谷は晴見フィルにとって俊平は大切な存在だということを熱心に伝え、必ず解散コンサートを実現させようと誓いあったのです。

市役所の観光課に所属する古谷は、晴見フィルを「HARU P」という名前にして梅まつりでのコンサート申請を行いました。

俊平はコンサートの準備を進める中で、晴見フィル第1回の演奏会の演目がカルメンだったことを知ります。

当時高校生だったコンサートマスターの近藤益男は、40年以上前のその時から参加していたのでした。

そうして、解散コンサートの演目はカルメンに決定します。

あおぞらホールで仕事をしていた響は、常連の富子(白石加代子)から晴見フィルの解散コンサートにリクエストしたい曲があると言われました。

曲名が分からないので鼻歌を聞くと、響はカルメンのハバネラではないかと尋ねますが、富子は違うと言います。

他方で、俊平はホールの客席に座って曲のイメージを膨らませますが、そこにフルート奏者の瑠李が登場。

周りから浮気疑惑を持たれていた俊平は焦りますが、瑠李の意外な過去を知ることになります。

瑠李の両親は6歳の頃に離婚しており、瑠李がフルートの演奏会があるときにだけ、夫婦揃って見に来てくれたそうです。

そんな思い出のあおぞらホールが無くなってしまうことが、すごく寂しいと言い残し去っていきました。

俊平は響のバイオリンコンクールを、志帆と一緒に客席で見ていた光景を思い出して物思いに耽ります。

梅まつりの当日、晴見フィルのメンバーたちは、ベートーベンやバッハなどのコスプレをしてビラを配りました。

瑠李の両親も来ていましたが、それぞれの再婚相手や子供も一緒だったために、瑠李は複雑な表情を見せます。

俊平は瑠李が気が強くて我が道を突き進む一方で、実は繊細で傷つきやすい性格であることを見抜き、曲の変更を提案しました。

コンサートは滞りなく進み、『闘牛士』の演奏中に俊平は途中で手を止めて、客席に向かって「この続きを指揮したい方は?」と問いかけます。

そして、手を上げた人たちに実際に指揮をやらせてあげました。

最後の曲の演奏のとき、俊平は近藤に指揮棒を渡し「振ってください」と提案。

晴見フィル結成時から在籍する近藤の夢が指揮者になることだと知った俊平は、最後のコンサートで指揮台に立たせることを考えたのです。

結果は大成功、こうして晴見フィルの最後のコンサートは終了したのでした。

一方、昭和歌謡曲を聴きながら仕事をしていた響は、たまたま富子が言っていた曲を耳にします。

金井克子の『他人の関係』で、オーディオルームにいた富子に伝えると嬉しそうに帰っていきました。

その頃、あおぞらホールの舞台で打ち上げをしていた晴見フィルのメンバーですが、俊平の元マネージャー鏑木の携帯が鳴り俊平に大きな仕事のオファーが入ります。

電話を受けた鏑木は、「必ず俊平さんをドイツに連れて帰る」と言ったのでした。

 

【第7楽章】77歳の夢ライブ

遂にあおぞらホールは閉館となってしまい、俊平たちは楽器や楽譜などをうたカフェに運び出します。

しかし、オーナーの二郎は自身のリーダーライブが迫っており、迷惑そうな様子。

練習場所を失って活動できなくなった晴見フィルでしたが、解散までの1ヶ月間でバーやカフェでの少人数でのコンサート、学校などへの出張コンサートなど、俊平はできることをやろうとします。

ある日、俊平の家に鏑木がやって来て、ドイツのノイエシュタット交響楽団から俊平に常任指揮者のオファーが来たことを告げました。

それは200年の歴史がある交響楽団で、俊平が長年の憧れだった楽団だったのです。

鏑木は「今すぐドイツへ帰りましょう!」と誘いますが、俊平は返答を先延ばしすることに。

一方、古谷と大輝からも、俊平の母校である四国の高松城西高校から記念スピーチと一日指導のオファーが来ていることを伝えられました。

俊平は18歳で実家を飛び出して一度も地元へ帰っていないため、浮かない表情をします。

それから、響は志帆を自宅に呼んで、俊平にドイツからオファーが来ていることを伝えました。

途中で俊平が帰ってきて、母校からオファーが来ていることを相談しますが、響はドイツのことを深く考えてなさそうな俊平に怪訝な表情。

さらに、鏑木が家にやってきて、俊平にドイツ行きの返事を催促しました。

それに対して俊平は、「この街でやりたいことがある」とドイツのオファーを断ったのです。

これを聞いた鏑木は激怒し、「あなたが5年前に音楽をやめた時、みんなを裏切ったんだ!」と言い残して去っていきました。

5年前のことに引け目を感じている響は、気まずそうな表情をします。

一方その頃、天音は自宅でのバイオリン練習中に、それを父親で晴見市長の一生に見られたのです。

大学に合格することが父親についてきた条件だったため、呑気に楽器をやることに激怒されてしまいます。

実は、天音は自分にかまってくれない母親から逃れるために父親の元へ来ただけで、大学へは行きたいと思っていませんでした。

初めて本気でやりたいと思ったのがバイオリンだったのですが、それを父親から否定されてしまったのです。

その夜、天音は泣きながら俊平の自宅へ訪れてバイオリンを返し、「もう音楽はやめる」と言い残して去っていきます。

同じ頃、リーダーライブの前日に、二郎は胸を押さえて倒れました。

大輝と鏑木に発見されて病院に搬送されますが、何も問題はなく命に別状はないとのこと。

ただ、診察のためにライブには参加できなくなり、急に代役を依頼された俊平は大慌てで準備を始めます。

それから二郎が病室で鏑木と話していると、どこからかオーケストラの演奏が聴こえてきました。

なんと、俊平は二郎のリーダーライブの場所を病院の食堂に変更し、二郎のクラリネットとともに演奏会を開催したのです。

客席で鑑賞した響は、楽しそうに演奏する俊平や二郎を見て物思いにふけります。

演奏会の終了後、鏑木に歩み寄った俊平は、「君と2人でたくさんの夢を叶えたことは宝物です。でも、今の僕の夢はここにあります」と告げたのでした。

それを見た響は、天音のことを思い出し連絡を取ろうとします。

ライブ後に二郎と散歩した俊平は、父親に会ってこいと言われ地元に帰る決心を固めたのでした。

 

【第8楽章】 親子の愛のカタチ

泣きながらバイオリンを返しに来た天音を心配した響は、大輝と共に天音の自宅へ行きました。

しかし、家の前で父親の白石一生と出くわして、門前払いされてしまいます。

その日の夜、夏目家の夕飯のときに、俊平が高松の実家へ帰ると言い出し、家族4人で実家へ行くことに。

俊平は高校生で家出をして一度も帰っていないため、家族は初めての実家となります。

後日、響は天音をあおぞらホールへ呼び出し、バイオリンを渡して「自分で二郎さんへ返しに行きなさい」と伝えました。

それから晴見駅で家族と待ち合わせをしたのですが、志帆と海が行けなくなったため、俊平と2人で高松へ行くことになります。

高松の実家へ到着した2人は、家の前で父親の行彦と鉢合わせますが、行彦は目も合わせずに家の中へ。

母親に家の中へ招かれて会話している際、響は俊平が高校球児だったことを知って驚きました。

俊平はいかにも運動音痴のような印象ですが、ピッチャーで4番のエースだったというのは意外ですね。

その後、晴見フィルのメンバーも高松へ来ていると知った母親は、自宅に呼んでもてなすことを提案。

夜になるとみんなも集まって宴会が始まりましたが、遅れて海と天音も実家にやってきました。

なんと、天音は家出して高松までやって来たのです。

お酒が進むにつれて俊平の過去を知ったみんなは、高校球児から指揮者になった理由を尋ねます。

すると俊平は、家を出ることになった過去を語りだしました。

父親の行彦は四国の高松城西高校の野球部監督で、俊平も子供の頃から野球に打ち込んでおり、甲子園に出てプロ野球選手になることが親子の夢だったそうです。

しかし、俊平が庭で練習をしている時、隣の家から聴こえてきたバイオリンに胸打たれました。

隣りに住んでいたのは、後に師匠となるシュナイダー先生で、俊平は家に入れてもらいノイエシュタット交響楽団のレコードを聴かせてもらいます。

その日から音楽の虜になってしまい、毎日のようにシュナイダー先生の家に通って音楽を教わるようになりました。

そしてある日、東京でのノイエシュタット交響楽団のコンサートチケットをもらったのですが、その日は奇しくも甲子園の予選だったのです。

どうしてもコンサートへ行きたかった俊平は、こっそりと家を抜け出して夜行バスで東京へ。

そのコンサートを見て感動し、将来は指揮者になると決めたというわけです。

しかし、家に帰ると父親の行彦はブチ切れており、もみ合いになった末に勘当されることに。

一部始終を見たシュナイダーは、自分のお守りだった懐中時計を俊平に手渡します。

次の日に俊平は家を飛び出して、一度も帰っていません。

それを聞いた響は、俊平がノイエシュタット交響楽団の常任指揮者に誘われていることに、運命的なものを感じて複雑な表情を見せます。

俊平の憧れだった楽団ですし、ドイツへ行ってしまうと思って悲しくなったのでしょうか。

翌朝、俊平が朝食を食べているとき、今日が行彦の引退試合だということを知ります。

それから、母校の創立記念イベントに出席した俊平は、「夢を否定する声に耳を貸さず、自分の道を進んでください」とスピーチをし、それをギャラリーで聞いた天音は言葉を噛み締めました。

父親から音楽を反対されている自分の境遇と重なっていて、思うところがあったのでしょう。

その後、オーケストラ部の指揮をして演奏を始めると、試合中の行彦の元へも音楽が届きます。

行彦は試合を見届けながら、俊平とともに野球に打ち込んでいた日々を思い出したのです。

試合の後、俊平はグラウンドへやって来て、引退した行彦へ労いの言葉と今後は音楽で頑張っていくという決意を語ります。

それを聞いた行彦は、「帰ってこなくていいからしっかりやれ!」と激励。

本当はもっと優しい言葉をかけたいけども、照れ隠しでキツイ言葉になってしまったのですね。

親子関係は完全には修復されていませんが、わだかまりは解けたのだと思います。

晴見フィルが長距離バスで帰ってくると、白石がバス停まで天音を迎えに来ました。

天音は父親と話し合おうとしますが、白石は無理矢理に連れて帰ろうとします。

俊平が間に入って話を聞いてあげてほしいと説得すると、天音がバイオリンを弾き始めたのでした。

それは、響が難しくて無理だと言った「きらきら星変奏曲」で、天音はたった2ヶ月の練習で完璧に弾けるようになったのです。

演奏を聞いた一同は感動し、白石も目に涙を浮かべるのでした。

 

【第9楽章】 父と娘のアパッシオナート

響は天音のバイオリン演奏を思い出し、俊平との過去の楽しかった記憶を回想します。

一方、古谷の元へ仙台オーケストラフェスティバルへのエントリーの知らせが届き、最後の舞台として演奏できることになりました。

しかし、遠征費用や練習場所などもなく、途方に暮れることに。

最後の演奏は俊平の思い出の曲であるシューマンの交響曲第3番『ライン』に決定。

この曲は俊平がウィーンで最後に指揮を取った曲でした。

さらに、鏑木からシュナイダー先生の手紙を受け取った俊平は、同封の曲のアイデアの書かれた譜面を見て作曲を開始します。

そのころ、晴見フィルのメンバーは遠征費用の捻出のために街角で募金活動などを行い、瑠李はある企業の担当者と掛け合って熱海の保養施設を借りることに成功。

宿泊客にコンサートをすることで、無料で施設を使わせてもらえるという条件でした。

大輝に誘われて、響も合宿に参加することに。

保養施設に到着した晴見フィル一行は、多目的ホールで俊平が作曲したシンフォニーを練習します。

練習後のホールで響は、シュナイダーの手紙を読んで泣いている俊平を目撃。

俊平が立ち去った後、響がシュナイダーからの手紙を読むと、俊平と響の関係を心配する内容が書かれていたのでした。

晴見フィル一行は宿泊客へのコンサートを成功させ、地元へ帰っていきます。

しかし、晴見駅に到着した鏑木の元へ、不吉な電話が入り・・・。

大輝と共に大輝の家へ戻った響は、自分の昔話を語り始めます。

響は子供の頃から音楽に囲まれて育っており、俊平の指揮でバイオリンを演奏するのが夢でした。

「指揮者の娘」という恵まれた家庭で育ったため、小学校まではコンクールに勝ちまくっていましたが、12歳の時に自分よりも貧乏で恵まれていない人に負けてしまいます。

その人から「指揮者の娘は得だよね」と言われてショックを受ける響。

中学生になるとコンクールで勝てなくなっていき、響は寝る間を惜しんで練習に没頭して自分を追い込んでいきました。

そして、15歳のときのコンクールで奇跡的に最高の演奏ができ、ファイナルへ進むことができたのです。

ちょうどその頃、客席で見ていた俊平の元へ、急遽オーケストラで代役の指揮ができないかとオファーが。

俊平は会場へ向かう直前に響を褒め称えましたが、「少し走ったところを修正すればもっと良くなる」とアドバイスしました。

それを聞いた響は愕然。

自分にとって最高の演奏をしたのに、さらにダメ出しをされたことに心が折れてしまったのです。

その後のファイナルで、響は怖くなって会場を飛び出して事故に遭ってしまいました。

夜になって病室に駆けつけた俊平に対し、「パパのせいで音楽が嫌いになった」と発言して親子関係は破綻し、俊平も指揮をやめてしまいます。

親子関係が壊れてしまったのは、こういった理由からだったんですね。

響は死にものぐるいで努力をしたのに、無神経な俊平はさらに追い詰めることを言ってしまったのです。

大輝の家から戻った響は、溜め込んでいた俊平からの手紙を読んでみることに。

その手紙には、響の体調を気遣ったり、ウィーンでの日常が書かれており、音楽の話は一つもありませんでした。

家に帰ってきた俊平に対し、響は「約束を果たしたい」と俊平と一緒に演奏することを提案。

俊平のピアノ伴奏で、響はバイオリンを弾きます。

演奏が終わった響は俊平に酷いことを言ったことを謝り、俊平も響を追い詰めてしまったことを謝罪。

こうして親子は、和解したのでした。

 

【最終楽章】たくさんのありがとうとさよなら

海が朝起きてリビングに降りると、俊平と響が仲良く朝食を作っていました。

響の顔は晴れやかで、憑き物が落ちたような表情をしています。

古谷と大輝は、蓮の紹介で「FMするが」のディレクターに会いに行き、晴海フィルのスポンサーになってもらうように依頼しました。

しかし、蓮が高校生の頃に担当していたFM番組を降板し、それで番組が終わってしまった因縁があるため、断られてしまいます。

うたカフェ二郎で話し合った晴海フィルのメンバーは、小口の企業スポンサーを集めるため「仙台オーケストラフェスティバル」での優勝を目指すことに。

仙台までの遠征費用がありませんでしたが、二郎が楽器を全て売却して工面してくれました。

翌朝、俊平は志帆のアトリエを訪れて、離婚届にサインをして渡します。

俊平には未練がありましたが、志帆が画家として前に進むために離婚を承諾したのでした。

その日の夜、夏目家の家族会議が開かれて、子供たちに離婚することを報告。

離婚後も俊平は近くに住んで、子供たちをサポートすることを約束します。

しかし、そこに鏑木が現れて、シュナイダー先生が倒れたことを伝えました。

病院に搬送されて一命はとりとめたものの、鏑木は先生のためにドイツへ行かないかと提案しましたが、俊平はそれを拒否します。

それを見た響は、複雑な表情。

翌日、響は俊平のことを大輝に相談しました。

今すぐ俊平をドイツへ行かせるために、「仙台のフェスに俊平は必要か?」と尋ねます。

すると大輝はショックを受けたようで、気まずい雰囲気になった響は立ち去りました。

翌朝、晴海フィルのメンバーは、フェスへ出場するため長距離バスで仙台へ。

一行が会場へ到着すると、フェスの主催者で大学時代の先輩だった柳田が、俊平に会いたいと呼び出します。

俊平不在のまま晴海フィルの宴会が始まりましたが、メンバーは俊平がドイツ行きを断ったことを知って複雑な表情。

みんなで話し合っている最中に響も参加し、俊平に新しい挑戦をさせてあげたいと熱弁しました。

フェスの当日、俊平がリハーサル会場へ行くと、そこに晴海フィルのメンバーはいません。

そこへ志帆と海がやって来て、俊平を空港へ連れていきます。

空港のレストランには晴海フィルがおり、ヨハンシュトラウス2世の『エンペラーワルツ』を演奏していました。

そして、古谷が俊平の前に駆け寄って、「あなたは世界へ羽ばたいてください」と、俊平に対してクビを告げたのです。

晴海フィルのコンサートマスターには響が加入することになり、俊平が指揮する最後の曲としてロベルト・シューマンの『ライン』を演奏します。

演奏が終わると、俊平はドイツへ向かって旅立っていきました。

 

さよならマエストロのネタバレ考察

さよならマエストロのあらすじから、今後のストーリー展開を考察していこうと思います。

 

“ある事件”とは何か?

物語の最大の謎は、”ある事件”ですね。

天才マエストロである夏目俊平が音楽業界から離れるキッカケとなったわけですから、相当な事件が起きたに違いありません。

ちなみに、娘の夏目響は20歳なので、当時は15歳ということになります。

中学3年生くらいの多感な時期に、父親と縁を切るほどの事件が起きてしまうなんて娘さんは災難ですね。

事件の内容は明かされていませんが、以下のようなことが考えられます。

高価な楽器を壊して借金を負うことになった

犯罪に巻き込まれてしまった

真実については、物語が進むにつれて明らかになるでしょう。

“ある事件”については、以下のページでも詳しく解説しています。

 

響が音楽を嫌いになった理由とは?

娘の響は音楽家の父親とは正反対で、音楽のない人生を送ってきました。

そして、ある事件を機に父親とは決別してしまいます。

それから5年ぶりに日本に帰った父親と同居することになるのですが、響は物心ついたときから音楽が嫌いだったのですね。

この理由を考察すると、おそらく俊平は仕事一筋の人間で家事などは全くできずに家庭を顧みない性格のため、家族に迷惑をかけっぱなしだったのだと思います。

さよならマエストロの予告編動画では、妻の志帆(石田ゆり子)が俊平に対して、「気づいてた?私が生きがいを失っていたこと!」というセリフを放つシーンがありました。

奥さんはかなり苦労していそうですよね。

そのため、響は父が愛する音楽のことも嫌いになってしまい、音楽のない生活を送ることになったのではないでしょうか。

 

俊平が地方楽団の指揮者になった理由とは?

ある事件を機に音楽から身を引いていた俊平が、地方交響楽団の指揮をするために久しぶりに日本に戻ることになります。

音楽業界から完全に消えていた俊平は、なぜわざわざ地方の楽団に来ることになったのでしょうか?

実は、地方の楽団に俊平を推薦したのは、妻の志帆であることが分かっています。

縁を切ったはずの妻から呼び出された俊平は、どんな気持ちで日本にやってきたのでしょうか?

また、妻の志帆もわざわざ俊平を推薦したのには、何かしらの理由がありそうですね。

もしかすると、大きな病気で余命宣告されてしまって、娘の響を任せるために俊平を呼び寄せたのかもしれません。

 

響の同僚である森大輝と古谷悟史との関係は?

夏目響は市役所に勤める20歳の女性ですが、その市役所の同僚に森大輝(宮沢氷魚)と古谷悟史(玉山鉄二)がいます。

この2人は、俊平が指揮する地方交響楽団の楽団員で、森大輝がトランペット、古谷悟史が楽団長でファゴットの担当です。

かなり意味のある繋がりで、俊平と響の橋渡しをする役割となるに違いありません。

森大輝は響と年齢も近いために恋愛関係となる可能性がありますし、響の音楽嫌いを克服するキッカケになることも考えられます。

ストーリーの中で重要な役割を果たす、キーパーソンになることは間違いなさそうです。

 

さよならマエストロ最終回の結末ラストは親子の絆を取り戻す?

さよならマエストロの最終回は、一体どのような結末になるでしょうか?

物語のあらすじとしては、”ある事件”によって家族と音楽を失った父親が、地方交響楽団の指揮をすることで情熱を取り戻して、親子の関係を修復するという流れとなります。

なので結末としては、親子が和解して仲良く暮らしていくという形になる可能性が高いです。

また先述の通り、妻の志帆が俊平を呼び寄せたのは自身が病気であるという可能性もあるため、志帆が亡くなってしまうというオチもありそうですね。

このストーリーだと悲しいですが、親子の家族愛を深めるための演出ならありえる気もします。

以下のページでは、最終回の考察をしているのでチェックしてください。

 

まとめ

以上、「さよならマエストロの最終回結末ネタバレあらすじ!ラストは親子の絆を取り戻す?」を紹介しました。

さよならマエストロは、日曜劇場で話題となっている作品ですから、最終回の結末が気になる人は多いでしょう。

このページでは、第1話からのあらすじネタバレを紹介しているので、内容が知りたい人は定期的にチェックしてください。

放送され次第、詳しい内容を追記していきますね。

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